“5年連続3割25本塁打以上” はプロ野球史上4人目
21日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』では「年末大反省会SP」と題して解説陣が、今季のプロ野球界を振り返り、広島の主砲として今季も打線を牽引した鈴木誠也について語った。
今季の鈴木は、前半戦こそやや低調気味だったが、7月、8月はリーグトップとなる打率.333、9本塁打、27打点と打撃3冠を記録し月間MVPを受賞。全試合4番を張った五輪を経て、9月も打率.381、13本塁打と大暴れし、見事2カ月連続での月間MVPに輝いた。
チームは3年連続Bクラスとなる4位に沈んだが、個人成績としては打率.317、38本塁打、88打点をマーク。王貞治、落合博満、小笠原道大に次ぐプロ野球史上4人目となる“5年連続3割25本塁打以上”を達成した。
片岡篤史さんは今季の鈴木について、「数字だけ見ればよかったと思う。ただ、どうしても優勝争いしていかないと、なかなかこういう主力バッターは評価されないのかなと思います。すごい選手であることには間違いないですけどね」と低迷したチーム状況と重ねて振り返った。
また、谷繁元信さんは「鈴木誠也は“令和最強の右バッター”だと思っているんです。これくらいの数字は残してくるバッターだろうと思っています。打点が少ないので、もし来年も(広島に)いるのであれば頑張ってほしいと思います」と来季以降の活躍に期待を寄せた。
鈴木は今オフのメジャー移籍を目指し、ポスティングシステムを申請。来季どこでプレーすることになるのか現時点では不透明だが、活躍の場がどこであれ、2022年も“令和最強の右バッター”に視線が集まることは間違いなさそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』