若手投手躍進の“立役者”
21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』では「年末大反省会SP」と題して、解説陣が今季のプロ野球を振り返る企画を実施。25年ぶりにパ・リーグを制したオリックス投手陣に賛辞が寄せられた。
今季は投手タイトルを総なめにした山本由伸を筆頭に、高卒2年目の宮城大弥が山本に次ぐ13勝、防御率2.51を記録するなど大ブレーク。左右の若き先発2本柱を軸に大激戦のペナントレースを制した。
沢村賞にも輝いた山本については、解説人も手放しでそのパフォーマンスを称え、笘篠賢治さんは「山本くんが投げるゲームは、後ろのピッチャーも頑張り、足を使ったりいろんなことを駆使しながら勝つという体制を取ることができたのが良かった」と、エースの登板試合で着実に勝利を掴んでいったチーム全体も評価。
池田親興さんは「山本に加えて宮城がしっかりしていたことによって、後ろの投手も投げやすくなってくるのかなと。結構大事なピッチャーだった」と、若き左腕の存在が投手陣全体に好影響を与えたとの見方を示した。
また、金村義明さんは「皆が認める右のエース」と山本の圧倒的なパフォーマンスを絶賛しつつ、阪神から移籍してきた能見篤史コーチ兼任投手(42)についても「忘れてはいけない」と言及。「能見は去年もタイガース最年長で一番投げ込んでいた。(オリックスの)ポテンシャルある若い選手たちが背中を見て、だいぶ勉強になったということも直に聞いた」と話した。
能見はプロ入り以来16年間在籍した阪神を昨季限りで自由契約となり、今季からオリックスにコーチ兼任で加入。プレイヤーとしては26試合(22回1/3)の登板で0勝0敗5ホールド2セーブ、防御率4.03の成績だったが、その貢献度は数字以上のものだったようだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』