ニュース 2021.12.31. 07:08

42年ぶりの最下位に終わった西武 それでも高木豊氏が「楽しみでしかない」と語る理由

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西武・隅田知一郎 (C) Kyodo News

「来年は優勝争いですよ」


 ヤクルトの20年ぶり日本一で幕を閉じた2021年のプロ野球。

 年末になると各球団の動きも落ち着き、野球の話題と言えば1年を振り返る番組などがメインの時期になってきた。




 12月21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2021』は、年末恒例の「年末大反省会SP」。レギュラー解説陣が今季を振り返りつつ、はやくも来季の展望も行っている。

 今季42年ぶりの最下位という屈辱を味わった西武について、「来シーズンは楽しみでしかないですよ」と語ったのは、解説者の高木豊さん。

 まず大きなポイントに上げたのが、今秋のドラフト会議での収穫だ。



 高木氏は「ドラフト1位で隅田(知一郎/西日本工業大)が入ってきますし、キャッチャーで古賀(悠斗/中央大)も入ってくる」とし、1位から3位までで大学日本代表クラスの左腕2枚と捕手を獲得できた点を強調する。

 つづけて、「渡辺久信GMと話をしたときに『投手王国を作りたい』と。もう着実に来ているんですよ。だから、来年あたりはそれが出てくるんじゃないかと。松本(航)も伸びてきたし、渡邉(勇太朗)も育ってきた」と語り、長年のチーム方針と若手の成長も合わせ、来季の爆発に注目。

 最後は「今年は最下位になりましたけど、このチームは楽しみでしかない。来年は優勝争いですよ」と付け加え、大きな期待を寄せた。


 また、野手ではプロ2年目の若林楽人に注目。

 今季は開幕直後から一軍でスタメンの座を奪い、44試合に出場したが、5月30日の阪神戦で負傷交代。それでも、5月末までに20盗塁を記録するなど、大きなインパクトを残していた。

 高木氏も「あの時点(5月30日/44試合)で20盗塁ですよ。それで今年の盗塁王が24ですよ。どれだけ走ってたんだという話ですよね」と、開幕から2カ月の間に盗塁を量産していた点を高く評価。

 「離脱はもったいなかったですね。秋山(翔吾)が抜けて1番打者にすごく苦しんでいたので」とし、来季はケガなく不動の1番として躍動することが、西武の逆襲につながるとまとめた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』



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