ドラ1右腕のポテンシャルに太鼓判
立浪和義氏を新指揮官に迎え、大きな注目を集めている中日ドラゴンズ。
期待ふくらむ新シーズンを前に、球団OBでもあるレジェンド・山本昌さんは2021年の戦いぶりについてどう見たか。ここでは「2021年のルーキーたち」の奮闘を振り返ってもらった。
将来を見据えた高校生中心の指名だったこともあって、一軍で目立ったのはドラフト2位指名から10試合に登板した森博人くらいという中日の昨季のルーキー事情。
まずはその森について、山本昌さんは「もっと力のあるピッチャーなんだけど、ちょっと出し切れていなかった部分もあった」とコメント。
それでも、1年目から一軍の舞台で投げたという経験を活かして、「2年目の飛躍に期待したい」と今年のブレイクを熱望する。
また、昨年は育成方針や故障の影響もあり、一軍での登板がなく1年目を終えたのがドラフト1位・髙橋宏斗だ。
将来のエース候補のここまでについて、昌さんは「身体づくりの段階だと思う」と焦らない。つづけて、「速い球がありますし、変化球もしっかり投げられる。ストライクが取れるので、体力がついてくれば十二分に一軍の戦力になる選手だと思う。期待しています」と、こちらも大きな期待を口にした。
最後に、高卒ルーキーながら終盤戦で一軍の舞台を経験したのが内野手の土田龍空。
昌さんも「高卒ルーキーでヒットを打って、よくやったと思う」と評価をしたように、出場は9試合だったもののその中で5打数2安打と存在感を発揮。打率.400を残して初安打だけでなく初打点もマークした19歳を讃えている。
☆協力:スポーツライブ+『マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~』