「少しでも早く一軍で投げられるように」
DeNAの新入団選手たちが7日、ファーム施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」内にある若手選手寮「青星寮」に入寮した。
期待のドラフト1位ルーキー・小園健太(市和歌山高)は学生服姿で登場。「しっかり気を引き締めてやっていかないといけない」と意気込みを語った。
初めての寮生活については「ワクワクした気持ちもあるんですけど、不安な気持ちもある」とコメントしたが、すぐに「ワクワクした気持のほうが大きい。一日でも早く環境に慣れていきたい」と目を輝かせる。
恒例となっている“持参したもの”は、「つげさんのぬいぐるみ」。大阪府貝塚市のイメージキャラクターで、「貝塚市のことを忘れないように」と地元愛をのぞかせるとともに、「小さい頃からぬいぐるみが好きで、いっぱい持っていた」という意外な一面も見せた。
この年末年始は地元で友人らと買い物に行くなど、「今しかできないこと」を楽しみながら、「頑張って来い」という激励も。「応援してくれているので、頑張らなければ」と決意を新たにした。
まもなくスタートするプロ1年目に向けて、「近くのジムなどで、動けるときは動いてきた」と、もちろん準備は欠かしていない。
「これから、一からやっていかなければいけないと思うので、環境に慣れながら、少しでも早く一軍で投げられるように頑張っていきたいなと思います」と、“18”を背負うゴールデンルーキーは早くも横浜スタジアムのマウンドを見据え、頼もしく語った。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)