日本人選手とともにRソックスで優勝
メジャーリーグで通算200勝を挙げたジョン・レスター投手(38)が現役引退を表明した。ESPNなど複数の米メディアが現地時間12日に伝えている。
レスターは2002年の全米ドラフト2巡目(全体57位)でレッドソックスから指名を受け、2006年にメジャーデビュー。同年に判明した血液ガンの一種である悪性リンパ腫を克服し、2008年から4年連続15勝以上をマーク。レッドソックスの主戦投手として活躍し、2007年は松坂大輔、2013年は上原浩治、田澤純一らとともにワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
2014年途中のアスレチックスへの移籍を経て、2015年からはカブスでプレーしたが、こちらでも移籍1年目から5年連続で2ケタ勝利をマークするなど、コンスタントに白星を積み重ね、2016年は自己最多タイの19勝を挙げて自身3度目となるワールドシリーズ制覇を達成。34歳で迎えた2018年には元巨人のマイルズ・マイコラスらと並ぶ18勝を挙げ自身初タイトルとなる最多勝に輝いた。
メジャー通算16シーズンで452試合(2740回)に登板し、200勝117敗、防御率3.66、2488奪三振という実績もさることながら、チームメートからの人望も厚く、小児がん研究をサポートし続けているメジャー屈指のナイスガイ。最後は「肉体的に難しくなってきた」と、パフォーマンスレベルの衰えを理由に第一線から退く決断を下した。