ビジターは2009年の“世界一”モデル
NPBエンタープライズは13日、野球日本代表が2022年3月から着用する新ユニホーム発表会見を実施。ミズノ社製の“新・戦闘服”が披露された。
今回発表された新ユニホームは「無双の強さで、世界を獲った。日本の人々に刻まれたその“無双”の記憶は遺伝子となり、次の世代へ受け継がれていく。」という『MUSO』をコンセプトにデザイン。13年ぶりに胸番号も復活した。
ホームユニホームは従来通り白を基調としたデザインに螺旋構造の“MUSO STRIPE”を採用。ビジターユニホームはWBC優勝を果たした2009年のデザインを基にした褐色(ネイビー)と紅(レッド)の配色で、キャップにはMUSO GOLD(ゴールド)のアクセントが施された。
ホームユニホームを着用して会見に登場した日本ハムの伊藤大海投手(24)は「ストレッチが効いていて素材も軽いですし、選手にとってアドバンテージになるのではないかと思う」と第一印象を述べ、ビジターユニホームに身を包んだヤクルトの村上宗隆選手(21)は「これを着て来年のWBCに出られるように頑張りたい。身が引き締まる思いになりました」と次なる国際大会出場を見据えた。
また、女子代表候補の田中露朝投手(ZENKO BEAMS)は「昨年の東京オリンピックでは(男子代表が)金メダルを獲得され大変刺激を受けました。女子野球も負けていられない」と胸の内を明かし、森若菜投手(エイジェック)は「このユニホームを着て女子野球も世界一を目指したい」と、ワールドカップ7連覇への想いを口にした。
今回発表された新ユニフォームは、3月5日と6日に東京ドームにチャイニーズ・タイペイを迎えて開催される「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2022」にて初着用する予定。男子トップチームの指揮を執る栗山英樹監督は「私も早くこの新ユニフォームを着て選手たちと戦うのを楽しみにしております」とコメントを寄せた。