「若手の対抗馬に…」
DeNAに復帰した藤田一也選手(39)が14日、自主トレ後にZOOMで取材に対応。
ベイスターズの選手として迎えた1月について、「入る感じは一緒ですが、古巣に帰ってきて今年一年がはじまるので、新鮮な気持ちでスタートをしたなと思います」と語った。
通常は「年が明けて三が日くらいは身体を休めて、4日・5日くらいから」始動していたと言うが、「12月は引っ越しなどでバタバタしていて練習時間が取れなかった」こともあり、「今年は元旦から、身体を起こしながらスローペースでスタートしている」と明かす。
現状については、「京都で11日から(自主トレ)をスタートして、普通に身体も戻って来ていて、4日間良い練習ができています」と満足げな表情。
今後も例年と同じように、「しっかりと基本練習をして下半身を強化し、ノックからバッティングに入る」という方針。「2月1日から100%の動きができるようにして、アピールできるように身体を持って行きたい」と意気込んだ。
10年ぶりに戻ってきた古巣。内野には牧秀悟や森敬斗といった若きライバルがひしめくが、「勝負する気持ちもあるし、みんなで切磋琢磨してやらないとチームは強くならないので、対抗馬になりたい。嬉しいし、楽しみでもあります」と、共闘を望む。
今年でプロ18年目。7月には40歳を迎えるが、「選手でいる限りはバッティングでも守備でも、すべてにおいてレベルアップしたい。ベイスターズで優勝したいという気持ちがあるので、優勝のときにその輪に自分もいられるように。しっかりと鍛えてチームの力になれるように頑張ります」と、言葉に力を込めた。
相思相愛でプロ入りした時からの忘れ物を取り返すために…。10年の時を経て帰ってきた“ハマの牛若丸”は、年始からしっかりと進めている。
取材・文=萩原孝弘