報道陣にお弁当の差し入れも
オリックスの安達了一選手(34)は14日、兵庫県淡路市(淡路島)で行っている自主トレを公開。
練習終了後には施設内で開かれた「淡路ビーフ感謝会」にも参加し、大好きな淡路ビーフの美味しさをPRした。
この「感謝会」は、日頃から淡路ビーフを愛し、メディアなどを通じて積極的に美味しさを発信している安達への感謝と、その安達がオリックスの25年ぶりのリーグ優勝に貢献し、勇気や感動を与えたことを受けて、淡路ビーフブランド化推進協議会が開催したもの。
同協議会の相坂有俊会長から感謝状を受けた安達は、「食べやすく、いくらでも食べられるくらい美味しい。毎日食べたいくらい」と、ここでも淡路ビーフ愛を爆発。
報道陣には島内で行きつけの「ステーキハウス GENPEI」の弁当を配り、「美味しい淡路ビーフを食べて、もっと知って」と呼びかけた。
また、「感謝会」には、淡路島出身の村西良太投手(24)と、球団アシスタントスタッフの古川秀一さんも出席。協議会からは「淡路ビーフ賞」として、10万円相当の淡路ビーフと、淡路牛の皮で試作したというグラブも贈られた。
思わぬプレゼントに、村西は「すごくしっとりとして上品な印象」とグラブの印象を語り、「試合には使えないが、飾っておきたい」と喜んだ。
「バファローズ芸人」放送を受けて…
この前日の13日には、テレビ朝日系の人気バラエティ番組『アメトーーク!』で「オリックス・バファローズ芸人」が放送。
このことに話題が移ると、安達は「本当に嬉しく、ありがたい。何回でもやってほしい」と、今度はチームのPRマンへと早変わり。
関西では依然として阪神の露出が高いが、25年ぶりのリーグ優勝に加え、1点を争う好試合を展開した日本シリーズの激闘を受け、オリックスの知名度も上昇中。
「ファームには知らない選手もいるので、若手選手ともっとコミュニケーションをとりたい」と、知人のお笑い芸人を通じて、若手選手らの名前をさらに売り込んでいく考えを示している。
7日に34歳になった11年目のベテランは、今年も1月から宣伝活動にフル回転。他者を生かすことに生きがいを感じているようだ。
取材・文=北野正樹(きたの・まさき)