球界OBも認める“頭脳”が監督の右腕に
17日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』に大久保博元さんと井端弘和さんが出演し、ヤクルト首脳陣の新体制について言及した。
連覇を目指すヤクルトは、高津臣吾監督の就任以来ヘッドコーチとしてベンチを支えてきた宮出隆自コーチが「二軍打撃コーチ」、一軍打撃コーチだった松元ユウイチコーチが「一軍作戦コーチ」にそれぞれ配置転換され、嶋基宏捕手が今季から「選手兼コーチ補佐」に就任した。
コーチングスタッフを変更したヤクルトについて、大久保さんは「勇気ありますよね。優勝して、みんながうまく機能したでしょうけども。彼(松元ユウイチ作戦コーチ)に任せたら非常にいい作戦を組んでくれるだろうということ」と述べ、松元作戦コーチが就任することで組織の活性化にも繋がると期待を寄せた。
また、今季から選手兼コーチ補佐に就任した嶋についても「僕が日本一のバッテリーコーチだと思っている衣川コーチの補佐につくのはお互いに良いこと。衣川コーチは現役捕手の声を聞ける、嶋も衣川の下について…という凄くいい勉強で、良いコーチになっていくと思う」と今回の人事を語った。
元侍ジャパンコーチの井端さんも「ユウイチコーチが野球を勉強されていて、色々なことを瞬時に監督へ意見を言える方だということは伺う」と、現場レベルでも認められているという松元作戦コーチの力量に言及。
加えて、宮出コーチの配置転換についても「高津監督の野球を二軍にも教えて、という配置転換じゃないか」と話し、若手指導に定評がある宮出コーチが二軍に異動することで、ヤクルトの将来を担うであろう若手らの飛躍を促すとの見方を示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』