延長12回制復活へ「踏まえた選手起用を」
12球団監督会議に出席したDeNAの三浦大輔監督が19日、会議後のオンライン取材に応じた。
今季のプロ野球は2021年シーズンの「9回打ち切り」から、コロナ禍前の「延長12回制」に戻す方針が示されており、「去年までとはまた戦い方が変わってきますし、それを踏まえた選手起用をしていかないといけないと感じました」と三浦監督。
「終盤逃げ切れるのか一番なんですけど、同点に追いつくこともありますし。当たり前のことなんですけど、何人か残しておかないといけない」と続けた。
延長のない9回制では、早く仕掛ける作戦が多くなる傾向が見られたが、「踏ん張って引っ張るところは引っ張らないといけない」と、投手、野手ともにベンチワークの再確認が必要と説いた。
また、微妙な判定の際に認められていたリクエスト制度の定義の説明もあり、「ベンチで球場の映像を見ていて判断しづらい映像も見ていますから、この場合はこうと説明を受けました」と確認。「ここって時には、またリプレー検証をアピールしていきます」と、活用していく姿勢を示した。
監督2年生として「自分自身は去年1年目で優勝争いに加わる事ができず悔しい思いをしました。今年は開幕最初からペナントに絡んでいけるようになっていって、プロ野球、野球界を盛り上げていけるように頑張ります」と、11球団の監督の前で決意表明したことを明かした三浦監督。
オフは新戦力の補強に、レジェンドコーチ陣の招聘、昨年入国が遅れた外国人の早期入国など、スタートダッシュを見据えた準備を進めており、体制の整った三浦ベイスターズの逆襲に期待がかかる。
取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)