後任はオリックスグループ代表・井上亮氏
オリックスの宮内義彦オーナーが21日に会見を開き、今季限りで退任することを発表。
後任にはオリックスグループの代表を務める井上亮グループCEO(69)の名前を挙げた。
1988年11月からオーナーを務める宮内氏は、「オーナーとなり33年が過ぎ、各球団のオーナーの中でも最年長となりました」と振り返りつつ、「昨年25年ぶりにリーグ優勝を果たし、一つの区切りができたと思うので、今シーズンの仕事を全うしてオーナーの席を譲ることといたしました」と発表。
つづけて、「オリンピックの影響などでプロ野球のシーズンが長かったこともあり、昨年で区切りをつけるより球界の発展のためにもう一年尽力することが恩返しと思い、今シーズンは務めさせていただきたいと思います」とし、今季の戦いをもってオーナーの席から退く決意を固めた。
オーナーとして臨む最後のシーズンに向けて、想いは「もちろんリーグ連覇、日本一です」。昨年の忘れ物を掴み、オーナーの花道を飾ることができるか。今年も中嶋オリックスから目が離せない。
オリックス・宮内義彦オーナーより
少し遅れましたが、あけましておめでとうございます。
昨シーズンもコロナ禍が続き観客数の入場制限が長引く中、どの球団も経営的につらい状況が続いてきたと思います。
それでも多くのファンの方が球場に足を運んで下さり、大声を出せない中でも、拍手などで精一杯の応援をいただきました。
12球団のオーナーの一人として感謝と同時に心より御礼申し上げます。
今年もオミクロン株の世界的な流行など不安要素はありますが、無事に開幕を迎え、できる限り多くのお客様が来場し、楽しんでいただけるよう感染対策を含め努力してまいります。
また、若干手前味噌となりますが、2021年パリーグ公式戦、クライマックスシリーズ、そして日本シリーズを通して、当球団のファンだけでなくプロ野球ファン、スポーツファンに楽しんでいただける試合をすることができたと思います。
オーナーとしては見ていて非常に疲れると同時に楽しめるシーズンでした。特に日本シリーズでは、改めて、真剣勝負の面白さ、楽しさを実感しました。
私も、1988年11月より球団のオーナーとなり33年が過ぎ、各球団のオーナーの中でも最年長となりました。
昨年25年ぶりにリーグ優勝を果たし、一つの区切りができたと思うので、今シーズンの仕事を全うしてオーナーの席を譲ることといたしました。
後任には現在オリックスグループの代表である、井上亮(いのうえ・まこと)グループCEO(69)が就任する予定です。
オリンピックの影響などでプロ野球のシーズンが長かったこともあり、昨年で区切りをつけるより球界の発展のためにもう一年尽力することが恩返しと思い、今シーズンは務めさせていただきたいと思います。
今シーズンにかける当球団(チーム)への思いは、もちろんリーグ連覇、日本一です。
昨シーズンで培った「自信」と日本シリーズであと一歩及ばなかった「悔しさ」を胸に刻み、中嶋監督のもと選手が昨シーズンの後半に見せてくれた粘り強さ、しぶとさを持ち味として伸び伸びと野球を楽しみ、ファンの方に感動を与え、さらに高みを目指してほしいと思います。
2022年1月21日
オリックス野球クラブ株式会社
取締役オーナー・宮内義彦