思い起こされる2006年のオールスター
日本ハムは21日、2022年のチームスローガンを発表。
BIGBOSSこと新庄剛志新監督の下、新たに生まれ変わるチームは『ファンは宝物』を掲げてシーズンに挑む。
『ファンは宝物』、FANS ARE OUR TREASURE──。この文言に聞き馴染みのあるファンの方もいらっしゃるのではないか。
2006年のオールスターゲーム。この年限りで現役引退を表明した“新庄剛志選手”が迎えた、現役最後の夢の球宴。
主役は七色に光り輝くド派手なバットを持って打席に向かうと、1ボール・1ストライクからの3球目を前に、打席を外してなにやらカチャカチャ…?
すると、突然ベルトのバックル部分に文字が現れる。
電光掲示板付きのベルト。その液晶部分には「NEVER MIND WHATEVER I DO(ほっとけ、オレの人生だ)」「FAN IS MY TREASURE(ファンはオレの宝物)」の文字。
ファンあってのプロ野球。何よりも理解している新庄が、選手として迎える最後のオールスターで表明した“感謝”だった。
それから時が経ち、監督になってもその思いは変わらない。
監督1年目のスローガンに込めた想いも、あの時と同じ“ファンへの感謝”。
「ファイターズはファンあってのものだから──」。これが監督1年目のシーズンに臨む、BIGBOSSの覚悟だ。
テーマ
厳しい練習に耐え、成長しプロとして輝けるのは、ファンの皆さんの存在があるから。
スタンドから注がれる視線や声援、そして一つひとつの笑顔を見るだけでも選手たちの力はみなぎるものです。
一緒に泣き、笑い、感動してくれる人の存在があるから盛り上がっていける。
ファンお一人おひとりを宝物として大切に思い、愛される選手になるよりも前に、ファンを愛することをBIGBOSS新庄剛志監督は求めます。
選手には自分たち自身で宝物を一つでも増やしていってほしい。
ファイターズはファンあってのものだから──。