鷹退団のアルバレスと同僚に
メキシカンリーグのモンテレイ・サルタンズは現地時間25日、昨季限りで西武を退団した小川龍也投手(30)を獲得したことを発表した。
小川は千葉英和高から2009年のドラフト2位で中日から指名され2011年にデビューした左腕。投球フォーム変更を機にリリーフ投手として活路を見出し、2018年に金銭トレードで西武に加入すると、2019年にはキャリアハイの55試合に登板するなど奮闘。チームのパ・リーグ連覇に貢献した。
しかし、左肘の手術を受けて臨んだ昨季はファームで好投したものの、一軍ではわずか5試合の登板にとどまり戦力外通告を受けて退団。球団より自由契約の旨が伝えられた際には「身体も元気ですし、投げている感じもいいと思っています。また違う球団でチャンスをいただけるとしたら、引き続き応援をいただけるとうれしいです」と現役続行の意思を表明していた。
NPB在籍12シーズンの通算成績は187試合(143回2/3)に登板し8勝5敗、1セーブ35ホールド、防御率2.69。フィリピン代表歴があるとはいえ、三十路でキャリアの岐路に立たされた左腕にとっては初の海外リーグ本格挑戦となる。
新天地となるモンテレイは、かつて元DeNAの荒波翔もプレーした経験があるメキシカンリーグの人気球団。現地18日には今季限りでソフトバンクを退団したダリエル・アルバレス選手(33)の獲得も発表しており、元NPB勢が同じユニフォームに袖を通すことになった。