谷繁氏「とにかく打つことです」
例年よりも短かったオフの出口はすぐそこ。2月1日から、プロ野球の春季キャンプがはじまる。
ここに来て新型コロナウイルスの感染者が増えているのは気がかりだが、新たなシーズンのはじまりを感じるこの時期は自然と期待に胸が膨らむ。
春季キャンプのたのしみのひとつと言えば、レギュラー獲りを目指す若手選手のアピールがある。24日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』では、多くのファンが期待を寄せる“あの選手”が話題に挙がった。
解説者として出演した谷繁元信さんと野村弘樹さんが言及したのが、今年でプロ4年目を迎える中日・根尾昂について。
2018年のドラフト1位で入団した有望株は、昨季プロ入り後最多となる72試合に出場したものの、打率.172で本塁打も1本とバットでアピールすることができず。3年目の飛躍とはならなかった。
このオフはチームの先輩である大島洋平と高橋周平に加え、大阪桐蔭で同級生だったロッテ・藤原恭大とともに自主トレを敢行。刺激を受ける部分も多かったことだろう。
今季は外野でのレギュラー定着を目指すことも報じられているが、谷繁さんは「とにかく打つことです」と課題を挙げた。
「立浪監督がライトで使うというようなことをおっしゃっていたので、打てばそのまま、ずっと出られると思います」と、外野のポジション獲得のためには打撃面での向上が不可欠であることを強調する。
加えて、「本塁打はどこまで打てるか分からないですが、打率3割は目指してほしいですね。極端に言えば、大島を追いやるくらいの成績を残してほしい」とし、外野のポジションを争う大先輩を超えるような活躍にも期待。
プロ4年目の“覚醒”はあるか。中日の北谷キャンプは、背番号7の猛アピールに注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』