コンディション見ながら対応
キャンプ地入りした西武の辻発彦監督が31日、オンライン取材に応じ、翌2月1日から始まる春季キャンプへむけた意気込みを口にした。
この日はキャンプ地・南郷にある榎原神社を参拝。「今年のチームどうこうというよりは、本当に良いキャンプになるように」と祈願した。
キャンプインを前に、チーム内では新型コロナウイルス陽性判定を受けた選手が続出しているが、「これだけは仕方ないですよね。用心していても可能性がある。これから感染しないようにチームとしてやっていくしかない」と、感染防止対策を徹底することを再確認。
療養離脱者を多数抱え、当初予定されていた紅白戦など、実戦練習のスケジュールについては流動的になることを示唆し、「濃厚接触者だったり、まだ練習が100%じゃない選手もいますから。第1クールはそういう選手に限ってはスロー(ペース)になると思います」と、選手のコンディションを見ながら柔軟に対応する姿勢を示した。
また、主力選手の状態について、「聞いている話だと、外崎はちょっと遅い感じ。山川は第1クール終われば行けるという感じでいますけどね。1日、2日とやってみて、わかってくると思います」と今後の見通しにも言及した。
春季キャンプへ臨むにあたり、「レギュラーを約束されているのは本当に数名ですから。ほとんどが競争。闘志を燃やして、活気があるキャンプになってくれたら。競争意識を強く持ってほしい」とチーム内競争を煽った指揮官。
「今年はコロナで調整遅れもありますけど、開幕に間に合うように、一人ひとりが技術向上することを目標にしっかりと体作りをして、開幕へ全員が万全でいけるようにトレーニングしていきます」と意気込んだ。