昨年は助っ人不在のシーズン序盤に大型連敗
1月31日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に、DeNAの前身球団OBである齊藤明雄さんと、野村弘樹さんが出演し、新シーズンでの巻き返しに期待を寄せた。
昨季のDeNAは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により外国人選手の入国が遅れ、主力選手が不在のままレギュラーシーズンに突入。開幕から8戦未勝利と出遅れると、その後も10連敗を喫するなど4月終了時点で借金15を背負う苦しい展開に。一時は単独4位まで浮上したが、最終盤に踏ん張りきれず、6年ぶりとなるセ・リーグ最下位に沈んだ。
チーム内では佐野恵太、桑原将志、宮﨑敏郎ら主力打者に加え、ルーキーの牧秀悟が打線に厚みをもたらしたが、タイラー・オースティン、ネフタリ・ソト、エドウィン・エスコバーら、主力助っ人不在だったシーズン序盤の取りこぼしが響いた。
そんな外国人選手たちが、今年は1月中に再来日しており、春季キャンプにも参加。このまま順調にいけば、昨季足りなかった重要なピースを揃えて、2022年シーズンの開幕を迎えることになる。
番組に出演した齊藤明雄さんは「昨年は(開幕に)ほとんど居ない状況でしたからね。(外国人選手はシーズン)終わりになった頃にはしっかり数字も残していましたから。準備万端で行けると思う」と、今季の巻き返しを期待。
同じく番組に出演した野村弘樹さんも「(外国人選手が)開幕にいなかったということで苦しいスタートになった」と昨季を振り返りつつ、「今年は野手陣もそうですし、ピープルズとロメロも来日してキャンプを送れるということで、スタートはいけそうだなと」と、戦力を整えて開幕を迎えられる古巣を評価した。
三浦体制2年目の今季は、オースティンとソトの大砲コンビのみならず、昨季途中から一軍定着した来日2年目のロメロや、今永昇太、東克樹など、昨季の開幕時点では不在だった実力者も多数ローテーションに入る見込み。今年こそ充実の布陣で開幕ダッシュへ…。DeNAの下剋上に期待が高まる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』
▼ 2022年所属・DeNAの支配下外国人選手
42 フェルナンド・ロメロ
14試 防3.01 5勝3敗 WHIP1.48
45 マイケル・ピープルズ
18試 防4.21 3勝4敗 WHIP1.17
49 ブルックス・クリスキー
※新外国人投手 いまだ来日できず
62 エドウィン・エスコバー
61試 防3.38 4勝4敗32H1S WHIP0.85
23 タイラー・オースティン
107試 打率.303 28本 74点 OPS1.006
99 ネフタリ・ソト
123試 打率.234 21本 62点 OPS.738