ウェイトルーム新設「日南市の方々には感謝」
宮崎県日南市で春季キャンプを実施している西武は、地元と協力してキャンプ設備の強化に取り組み、拠点である南郷中央公園内に「ウェイトルーム」を新設した。
球団からの要望を受け、公園内のテニスコートの一角に完成したウェイトルームは、この春のキャンプから稼働。マシン設備はもちろん、開放感のある高い天井、ラバーマットと人工芝を敷き詰める特別仕様の構造となった。
ウェイトルーム建設に際し、所沢の球団施設も視察したという日南市の担当者は、「このウエイトルームで充実した練習ができることで、シーズン通して良い成績を残してもらえたらうれしいです」とコメント。
実際にこのウェイトルームで、選手のトレーニングやストレッチを指導する黒川春樹ヘッドS&Cは、「天井が高いことで解放感が出ます。このような設計をしてくださった日南市の方々には感謝しています。春からは一般の方にも開放することを検討中とのことでしたので、プロ野球選手がこういう環境でトレーニングをしているんだと知ってもらえたらうれしいです」と関係者への感謝を述べつつ、キャンプ終了後の施設の活用も願った。
新たに誕生したウェイトルームは選手たちからも好評のようで、今井達也投手は「1部屋になったことで、他の選手がどんなトレーニングをしているか見られるので、参考にすることできて助かっています」と話し、渡邉勇太朗投手は「前までは自分が使いたいマシンを順番待ちしなければいけませんでしたが、1カ所にまとまったことで効率よくトレーニングができています」と、喜びの声が上がっている。