「育成選手として指名されたということは必ず理由がある。自分のなかでしっかり自己分析していきたい」。
昨年12月10日に行われた新入団選手発表会で、このように話していたロッテの育成1位・田中楓基投手(旭川実業高)。
あれからちょうど2カ月。プロ生活がスタートして、“育成選手として指名された理由”が見つかったのだろうかーー。
「ほとんどのところで差を感じているんですけど、キャッチボールが特に力感の部分で、違いを感じています。そこを引き続き練習していきたいなと思います」。
2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、長年ロッテの先発陣を支える石川歩のキャッチボールを見たときに「軽く投げていてもしっかり球がきている。そこを目指していきたい」と感じたそうだ。
また、入団会見のときに「ストレートが武器なので、磨いていきたい」とも話していた。
「思いっきり投げなくてもキレ、スピードが出るストレートを目指しています」。
最速150キロを誇る田中だが、将来的にはストレートの球速が「あがっていけるようにと思ってやっていますが、まずは平均球速をしっかりあげていきたいと考えています」とのことだ。
変化球では素晴らしいスライダーを持っている。高校時代の映像を見ると、カーブのような軌道のスライダー、縦に落ちる軌道のスライダーを投げ、右打者のインコースに投じたスライダーは打者がのけ反るほどの変化を誇る。
田中は「スライダーは2種類持っていて、膨らみの大きいスライダーと縦にしっかり落ちるスライダーを投げています。インコースから入れていくようなスライダーでカウントを取りたいと思っているので、(プロでも)使っていきたいと思います」と話す。
将来的にはスライダーの種類を増やしていくことや、プロで新しい球種を投げていきたいという考えはあるのだろうかーー。
「スライダーの精度はもっと上げていきたいと思っています。また縦に落ちる変化がないので、すぐにとはいわないですけど、いずれは縦に落ちる変化球を練習していきたいなと思っています」。
現在はプロで活躍するため、支配下選手登録になるため、体づくりを重点的に行っている。体づくりにおいて「まずは体重をしっかり上げていきたい。体脂肪もそうですし、筋肉量もあげていきたい」と、現在76キロの体重を80キロまでアップさせたいと考えている。
将来は「ムラがなく、安定したピッチャーになりたい」と掲げる。数年後に一軍で活躍している自分を思い描き、体づくりに励んで欲しい。
▼ 田中楓基
背番号:120
生年月日:2003年8月23日生
守備位置:投手
身長 / 体重:180センチ / 75キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:旭川実業高-ロッテ(育成ドラフト1位)
取材・文=岩下雄太
昨年12月10日に行われた新入団選手発表会で、このように話していたロッテの育成1位・田中楓基投手(旭川実業高)。
あれからちょうど2カ月。プロ生活がスタートして、“育成選手として指名された理由”が見つかったのだろうかーー。
「ほとんどのところで差を感じているんですけど、キャッチボールが特に力感の部分で、違いを感じています。そこを引き続き練習していきたいなと思います」。
2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、長年ロッテの先発陣を支える石川歩のキャッチボールを見たときに「軽く投げていてもしっかり球がきている。そこを目指していきたい」と感じたそうだ。
また、入団会見のときに「ストレートが武器なので、磨いていきたい」とも話していた。
「思いっきり投げなくてもキレ、スピードが出るストレートを目指しています」。
最速150キロを誇る田中だが、将来的にはストレートの球速が「あがっていけるようにと思ってやっていますが、まずは平均球速をしっかりあげていきたいと考えています」とのことだ。
変化球では素晴らしいスライダーを持っている。高校時代の映像を見ると、カーブのような軌道のスライダー、縦に落ちる軌道のスライダーを投げ、右打者のインコースに投じたスライダーは打者がのけ反るほどの変化を誇る。
田中は「スライダーは2種類持っていて、膨らみの大きいスライダーと縦にしっかり落ちるスライダーを投げています。インコースから入れていくようなスライダーでカウントを取りたいと思っているので、(プロでも)使っていきたいと思います」と話す。
将来的にはスライダーの種類を増やしていくことや、プロで新しい球種を投げていきたいという考えはあるのだろうかーー。
「スライダーの精度はもっと上げていきたいと思っています。また縦に落ちる変化がないので、すぐにとはいわないですけど、いずれは縦に落ちる変化球を練習していきたいなと思っています」。
現在はプロで活躍するため、支配下選手登録になるため、体づくりを重点的に行っている。体づくりにおいて「まずは体重をしっかり上げていきたい。体脂肪もそうですし、筋肉量もあげていきたい」と、現在76キロの体重を80キロまでアップさせたいと考えている。
将来は「ムラがなく、安定したピッチャーになりたい」と掲げる。数年後に一軍で活躍している自分を思い描き、体づくりに励んで欲しい。
▼ 田中楓基
背番号:120
生年月日:2003年8月23日生
守備位置:投手
身長 / 体重:180センチ / 75キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:旭川実業高-ロッテ(育成ドラフト1位)
取材・文=岩下雄太