高卒2年目・2020年のドラ1内野手
ソフトバンクの井上朋也選手(19)が11日、宮崎市・生目の杜運動公園で行われた紅白戦に「5番・三塁」で出場。
第1打席で先制の2点適時三塁打を放つと、第4打席でも2点適時二塁打を放ち、2安打・4打点とアピールに成功した。
花咲徳栄高から2020年のドラフト1位で入団した高卒2年目の右打ち内野手。
将来の中軸候補として大きな期待を受け、ルーキーイヤーの昨季はファームで45試合に出場。
打率.245をマークし、本塁打も3本放つなど、大器の片りんを見せている。
この日は紅組の「5番・三塁」で先発出場。
白組の三塁にはドラフト4位ルーキーの野村勇(NTT西日本)が入り、この日は右翼で先発も本職は三塁で高卒5年目の増田珠もラインナップに名を連ねるなど、ライバルも同じ試合に出場している中で、井上がいきなり魅せる。
初回、走者を2人置いたチャンスで左腕の大竹耕太郎と対峙すると、追い込まれながらも甘く入った変化球を逆らわずに弾き返し、右中間突破の三塁打。二者を還す先制打を放ち、見事に首脳陣の期待に応えて見せた。
その後、またも一・三塁というチャンスで迎えた第2打席は大竹のリベンジにあって見逃しの三振。3打席目も空振りの三振に倒れたが、最終イニングの6回に再びチャンスが巡ってくる。
二死ながら一・二塁の得点機で打席に向かい、一軍経験も豊富な髙橋純平と対戦。2球目の外寄り速球を見事に捉えると、高々と舞い上がった打球はセンターの頭上を越えていく。
2人の走者を還し、打った井上も悠々二塁へ。この日2本目の長打は、この日2本目の適時打。6回制のなかで4打数2安打・4打点と猛烈にアピールした。