「4番・五十幡」が快足活かす先制打
ビッグボス率いる日本ハムは15日、巨人との練習試合(沖縄セルラースタジアム)に臨み、初回の集中打で先制に成功した。
昨季9勝を挙げた戸郷翔征と相対した日本ハム打線は、1番・野村佑希、2番・万波中正の連打で一・二塁のチャンスを迎え、併殺崩れで一死一・三塁となったところで新庄ビッグボス肝いりの“快足の4番”五十幡亮汰が打席に入った。
併殺崩れでも得点が入る状況で、五十幡はわずか2球で追い込まれるも、ファウルで食らいつきカウント2-2からの7球目のフォークを一・二塁間へ。ダイビングキャッチを試みた一塁手・北村拓己のミットを弾いた打球は、先制の適時内野安打となった。
この日の日本ハム打線は超積極的な姿勢も目立つ。ストライクゾーンにきたボールに対しては、ファーストストライクから反応しており、1番・野村から4番・五十幡まで「見逃し」でのストライクはゼロ。ファウルと空振りも含め、ストライクは15球連続で打者がバットを振りに行く姿勢を見せていた。
一挙手一投足が注目されるビッグボスは、1ストライクからの2球目を右前に運んだ先頭打者・野村に対して、拳を握るガッツポーズで反応。その後はベンチ横のカメラマン席の脇に移動し、簡易椅子に腰を掛けて戦況を見守っている。