「いつもワシントンが私を支えてくれた」
強打の内野手としてナショナルズを支えたのライアン・ジマーマン(37)が15日(日本時間16日)、現役引退を表明した。
ジマーマンは2005年のドラフト1巡目指名(全体4位)でナショナルズ入り。新人扱いだった2年目の2006年に打率.287、20本塁打、110打点をマークし、低迷するチームの希望の光になった。翌年以降も中軸打者として活躍。2009年と2010年は三塁手部門でシルバースラッガー賞を受賞し、オールスターメンバーにも2度選出された。
2019年は故障によりシーズン52試合の出場にとどまったが、ポストシーズンの大舞台で勝負強さを発揮。アストロズとのワールドシリーズでは初戦の第1打席で中越えソロを放つなど、球団初の世界一に貢献した。2020年は新型コロナウイルスの感染拡大を理由に全休したが2021年に復帰。メジャーでプレーした16シーズンで通算1799試合に出場し、打率.277(1846安打)、284本塁打、1061打点を記録した。
ジマーマンは引退について「私たちは一緒に勝ち、一緒に負け、一緒に成長しました。(シーズン)100敗を2度喫し、90勝を4度もマーク。最初の4度のプレーオフは勝てませんでしたが、2019年は誰もが忘れない魔法のようなワールドシリーズ制覇を経験できた。成功も失敗も、いつもワシントンが私を支えてくれた。私は永遠に感謝します」とコメントした。