いきなり打球直撃のハプニング、2イニング目は完璧
西武のドラフト1位・隅田知一郎投手(22=西日本工大)が、17日に行われた紅白戦(6イニング制)で実戦初登板。一死満塁のピンチを連続三振で切り抜けるなど、2回無失点、2安打3奪三振と好投した。
白組の2番手として3回から登板した隅田。先頭・源田に許した投ゴロがいきなり右膝付近を直撃しヒヤリとしたが(記録は内野安打)、大事には至らず続投した。2番・森は中飛に退けたものの、3番・外崎は左前打、続くブランドンには四球を与え一死満塁。打球直撃の影響があったのか、立ち上がりは高めに浮くボールが目立った。
続く栗山に対してもカウント3-0とボール球が先行したが、ここから圧巻の投球を披露。キレのある直球で2000安打達成のベテランから2球連続で空振りを奪うと、フルカウントから最後も渾身の直球をアウトローに投げ込み見逃し三振を奪った。続く渡部に対しては1-2と早めに追い込み、最後は落差のあるチェンジアップで空振り三振。一死満塁のピンチを連続三振で脱した。
続投した2イニング目はほぼ完璧。先頭の7番・岸を左飛に仕留めると、続く高木は追い込んだあとブレーキの効いたカーブを投げ込み空振り三振。最後は長谷川を左飛に退け、予定の2イニングを無失点で終えた。