現役時代5年連続2桁勝利を挙げ、2005年のリーグ優勝・日本一に“エース”として貢献し、現役引退後は2年間投手コーチを務めたロッテOBの清水直行さんに“7つのテーマ”でロッテ投手陣について語ってもらう第6回は、“延長12回制の戦い方”だ。
今季は3年ぶりに9回で決着がつかなかった場合、最大で延長12回まで戦う方針となっている。そうなると、先発投手が1イニングでも長く投げること、試合を立て直すロングリリーフの存在が重要になっていきそうな予感だ。
清水さんは「ロングリリーフはあえて置く必要はない」とのこと。では、先発が1イニングでも長く投げた方が良いのかーー。
「もちろん、先発が完投してくれたら一番良い。基本的な考えとして中6日でローテーションを回っているのだから、先発が球数を使わず一人で投げ切ってくれた方がいい。これは基本として変わらない」。
「その中にも展開というのが出てくる。ピンチや精神的な疲れなど、ベンチが判断したなかで、球数は投げていないけど、試合の流れ、相性というところでブルペンの出番がくる。ただ、基本的に先発が投げきるのがいいと思います」。
その一方で、ロングリリーフ要員をブルペンで1枚置くのであれば、ベテランがその役割を担うべきだと考えている。
「僕の持論では、若い投手がロングリリーフを担当する必要はない。登板があるかわからない投手がブルペンで一軍帯同して、あまり試合に投げないのは有効ではない。長く投げられるベテランが役割を担ってくれると、チームとしてはありがたいんじゃないかなと思います」。
9回で試合の決着がつかず延長戦に入ったときのリリーフ勝負になる。
延長戦で投げるタイプの投手は「表、裏とかあると思うけど、基本的には良い投手から投げさせるべき」とのことだ。
清水さんは「勝利の方程式の益田から投げさせるのか、勝ちパターンで投げるピッチャーなどを投げさせて、それでも決着がつかなかったら残っているピッチャーですね」と話した。
第6回まで先発、リリーフの中心に語ってもらったが、最終回となる次回は「若手を含めた教え子たちの現状をどう見ているのか」について語ってもらう。
取材・文=岩下雄太
今季は3年ぶりに9回で決着がつかなかった場合、最大で延長12回まで戦う方針となっている。そうなると、先発投手が1イニングでも長く投げること、試合を立て直すロングリリーフの存在が重要になっていきそうな予感だ。
清水さんは「ロングリリーフはあえて置く必要はない」とのこと。では、先発が1イニングでも長く投げた方が良いのかーー。
「もちろん、先発が完投してくれたら一番良い。基本的な考えとして中6日でローテーションを回っているのだから、先発が球数を使わず一人で投げ切ってくれた方がいい。これは基本として変わらない」。
「その中にも展開というのが出てくる。ピンチや精神的な疲れなど、ベンチが判断したなかで、球数は投げていないけど、試合の流れ、相性というところでブルペンの出番がくる。ただ、基本的に先発が投げきるのがいいと思います」。
その一方で、ロングリリーフ要員をブルペンで1枚置くのであれば、ベテランがその役割を担うべきだと考えている。
「僕の持論では、若い投手がロングリリーフを担当する必要はない。登板があるかわからない投手がブルペンで一軍帯同して、あまり試合に投げないのは有効ではない。長く投げられるベテランが役割を担ってくれると、チームとしてはありがたいんじゃないかなと思います」。
9回で決着がつかなかった場合は?
9回で試合の決着がつかず延長戦に入ったときのリリーフ勝負になる。
延長戦で投げるタイプの投手は「表、裏とかあると思うけど、基本的には良い投手から投げさせるべき」とのことだ。
清水さんは「勝利の方程式の益田から投げさせるのか、勝ちパターンで投げるピッチャーなどを投げさせて、それでも決着がつかなかったら残っているピッチャーですね」と話した。
第6回まで先発、リリーフの中心に語ってもらったが、最終回となる次回は「若手を含めた教え子たちの現状をどう見ているのか」について語ってもらう。
取材・文=岩下雄太