サイン首振り多彩な変化球を試投
NPB復帰2年目のシーズンを迎える楽天の田中将大投手(33)が22日、ヤクルトとの練習試合(浦添)で今季初登板初先発し、3回35球を投げ無安打2四球無失点と好投。順調な調整ぶりをアピールした。
今季初めて実戦登板に臨んだ田中将は、青木宣親、村上宗隆ら主力も並ぶヤクルト打線に対し、四球と味方の失策で毎回走者を背負ったものの、強弱をつけた牽制も挟みながら二塁を踏ませないピッチングを展開。
バッテリーを組んだドラフト2位ルーキー・安田悠馬(愛知大)のサインに時折首を振りながら、最速145キロを計測したストレートを軸に、ツーシーム、カットボール、スライダー、スプリット、カーブと多彩な球種を投げ込み、その感覚を1球1球確かめるように、マウンド上で柔らかな表情も見せていた。
日本球界復帰1年目の昨季は、打線の援護に恵まれなかったこともあり、23試合で4勝9敗、防御率3.01の成績。今季は開幕からローテーションの柱として、チームを勝利に導く投球が期待される。