田中将大とも対戦
ヤクルトの村上宗隆が22日、浦添で行われた楽天との練習試合に「4番・三塁」でスタメン出場。4回に楽天の2番手・安楽智大から左中間スタンドへ本塁打を放った。
今季初実戦で対戦したのは田中将大。昨夏の東京オリンピックで共に日の丸を背負った右腕と対峙し、第1打席は一塁ゴロに倒れた。
再び田中との対決はならなかったが、続く第2打席で逆方向へ村上らしい豪快なアーチを描き「修正できたことが一番良かった」と自賛した。
「修正しながら試合の感覚を取り戻すというのが大事」と村上。春季キャンプは新型コロナウイルスに感染して二軍の西都からのスタート。19日から一軍の浦添キャンプに合流した。
「開幕戦で自分の体のコンディションが一番になることがベストだと思いますし、そこに向けて試合の感覚をつかんでいければなと思います」
高津臣吾監督は、初実戦でいきなり飛び出した4番の一発に「ちょっとびっくりしました。センターから左のすごく良い打球だったと思います」と、驚きを隠せない様子で振り返った。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)