● 巨人 1 － 6 楽天 ○
＜練習試合・那覇＞

　投打とも若手のアピールが光った楽天が快勝。巨人は投手陣の明暗が分かれる結果となった。

　先発マウンドに上がった育成の堀田は、2回2安打1失点と及第点の内容。最速151キロを計測し、初回のアウトをすべて三振で奪うなど躍動感のある投球を披露した。8回から登板した山﨑伊は、ボールを低めに集め2イニングをパーフェクト。トミー・ジョン手術からの完全復帰を目指す両右腕はアピールに成功した。

　物足りない結果に終わったのは、昨季ローテーションの一角を担った髙橋と戸郷。3回から登板した髙橋は3イニングを最少失点で切り抜けたものの、5安打1四球で再三ランナーを背負う不安定な投球。6回から3番手として登板した戸郷は、3本の適時打を浴びるなど瞬く間に4点を失い、最後は楽天4番・和田の痛烈ライナーを下腹部付近に受け、1イニングを投げ切ることなく負傷降板となった。

　打線は1点を追う2回、楽天先発・則本から5番・ウィーラー、6番・中田の連打で好機を作り、8番・廣岡が三塁線突破の適時二塁打を放ち同点。しかし、3回以降は得点を奪えず、計6安打1得点と楽天投手陣に抑え込まれた。