26日の練習試合で“W対外試合デビュー”の予定
2月も終わりが近づき、プロ野球・開幕まであと1カ月…。26日には宮崎と沖縄でオープン戦が開幕する。
本来であれば23日のヤクルト-巨人から「オープン戦開幕」となる予定が、その1試合が雨天のため中止となってしまい、26日の5試合が実質開幕日に。また、オープン戦の日程には名前がないが、西武とロッテも高知で練習試合の予定が組まれており、26日は12球団が対外試合に挑むこととなる。
“練習試合”という扱いではあるが、ロッテは佐々木朗希、西武はドラフト1位左腕の隅田知一郎が先発予定とあって、戦前から大きな注目を集めている高知の一戦。さらに西武はドラフト2位左腕の佐藤隼輔もリリーフ登板の予定があることが報じられている。
ともに紅白戦で上々のパフォーマンスを披露しており、期待が高まるなかで迎えるはじめての対外試合。相手のロッテは2月の実戦で圧倒的な攻撃力を見せてきているだけに、まさに真価が問われる試合となりそうだ。
最下位からの大逆襲へ、チームを導くキーマンとなるか。熱い視線を送っているのは西武ファンだけではない。
21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』に出演した解説者の岩本勉さんは、「もうズバリ良い投手ですよ。勝ち星を描かせてくれるような好投手ですね」と隅田を絶賛。
「ピッチングフォームのテクニカルな部分で言いますと、腕が身体から離れにくい。すぐにトップが決まる投手ですから、コントロールに困ることはそうないと思います。ということは、アウトの計算ができる。イニングの計算ができる。勝ち星の計算ができる…。という好循環のイメージが出てくる」と、技術面からルーキーの非凡な才能について解説した。
岩本さんはさらにつづけ、「となれば、ドラフト2位の佐藤投手も相乗効果、ライバル意識で2枚左が良い。ここは西武がめちゃくちゃ困っていたところじゃないですか。それがルーキー2枚入って刺激を与えてくれる。既存の投手たちにも絶対に相乗効果が生まれますので、ライオンズは防御率がめちゃくちゃ良くなるんじゃないか」と、注目ルーキーが2人加入することで、投手陣全体に良い影響がもたらさせるとも語っている。
同じく番組に出演した真中満さんも、「隅田投手は、辻監督が1月末の時点で『すごく良いんだよ』と言っていた」と明かし、「キャッチボールと軽いブルペン投球くらいでそういう判断をしていた。辻監督がそれだけ言う内容のある投手。開幕ローテに入ることができれば、2ケタ近く行けるかなと」と、こちらも高い評価。
また、ドラフト2位の佐藤についても、「こちらも辻監督が期待していたので、ほかの投手とのローテーション争いになると思うんですけど、やっぱり1位の隅田投手が頑張ると刺激になる。良い効果が生まれるのでは」と、同じ大卒左腕同士の切磋琢磨に期待を寄せた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』