真中さんは球質を好評価
新シーズン開幕へ向けて、いよいよ対外試合が本格スタートしたプロ野球。各球団のルーキーがアピールを見せるなか、広島の即戦力サウスポーも上々のスタートをきった。
広島のドラフト1位ルーキー・黒原拓未投手(関西学院大)は、19日に行われた巨人戦で対外試合初登板し1回無失点。八百板卓丸、大城卓三、増田陸を三者連続三振に斬ってとる快投を披露した。
21日に放送されたCSフジテレビONE「プロ野球ニュース」に出演した野球解説者の岩本勉さんと真中満さんは、黒原の対外試合初登板の内容について言及。圧巻“デビュー”を飾った左腕への期待感を口にした。
映像を通して黒原の投球を確認した岩本さんは、「このVTRでも“緊張”が伝わってきませんか。1球1球生活をかけて投げている感じが伝わってくる。よーいどん!でしくじったら…てなるじゃないですか。“プロ野球”を感じている選手の顔つきで、僕はグッと来た」と、投球内容以上にマウンド上で発していたオーラを称賛。
一方、真中さんは「デビュー戦、落ち着いて投げてますし、腕の振りもそうですけど、まっすぐの球の走りが良いですよね」と打者が対応に苦しんだ黒原の球質を評価し、「佐々岡監督は中継ぎで考えている感じですけど、今後どうやって使っていくのか楽しみですよね」と、今後の起用法に注目した。
一昨年は森下暢仁、昨年は栗林良吏がセ・リーグ新人王を獲得し、若手投手の躍進が続く広島。今季も即戦力として期待されるルーキーから目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』