印象に残っている対決は「ワールドシリーズ」
昨季限りで現役を引退した元西武・松坂大輔氏(41)と元巨人の上原浩治氏(46)が28日、都内で行われた「スカパー!」の新CM発表記者会見に出席。日米球界で活躍した大投手が現役時代に使用していたグラブを持参し、実際にキャッチボールをしながらトークを展開した。
1998年のドラフト同期で、日本代表では仲間として戦った経験もある両右腕。実はキャッチボールをするのは今回が初めてで、互いにボールにメッセージを書き込み、ボールを投げあった。
先手の上原氏は「西武に戻らへんの?」と“直球”を胸元へ。ボールを受けた松坂氏は「こればっかりはタイミングだと思うので。声をかけてもらったときに僕が“よし!いまなら”と思えたなら行きます」と返答し、将来的な古巣復帰の可能性を示唆した。
すると、松坂氏もすかさず「ジャイアンツに戻らないんですか?」と、巨人復帰の可能性を探る一投。上原氏は「日米を行ったり来たりしているので、なかなか日本にずっとということは難しいので、ちょっと可能性は低いかな。まだそういう話が来てないので(笑)」と、笑顔でやり取りを交わした。
また、「スカパー!ヤクルト応援団長」として登壇した磯山さやかさんから「印象に残っている対決」を問われた両氏は、ともにレッドソックス時代に経験したワールドシリーズでの1シーンを選出。上原氏は「ワールドシリーズでカーペンターに投げた最後の1球」と、2013年に胴上げ投手になった瞬間を挙げ、松坂氏は「西武で一緒だった松井稼頭央さんと対決できたこと」と、西武時代に同僚だった先輩と2007年のワールドシリーズで直接対決したことを懐かしんだ。
終始にこやかな雰囲気でトークを繰り広げた2人が共演する新CMは、3月1日から全国放送がスタート。この日のトーク同様に“自然体”で撮影に臨んだという2人のレジェンドが、CMを通して球春の訪れを告げる。