レジェンド2人が若手右腕に期待
昨季限りで現役を引退した元西武・松坂大輔氏(41)と元巨人の上原浩治氏(46)が28日、都内で行われた「スカパー!」の新CM発表記者会見に出席。日米で活躍したレジェンド2人がプロ野球2022年シーズンの注目ポイントを紹介した。
新シーズン開幕が約1カ月後に迫るなか、“今季注目の選手”を問われた松坂氏は、「これまで所属した球団から選びたい気持ちが強いんですけど、楽しみだなと思ったのはジャイアンツの堀田投手。キャンプで見させてもらったんですけど、ストレートに関しては一軍クラスだと思います」と巨人期待の有望株を高評価。「まだ育成選手なんですけど、故障さえなければ早くに上がってくるんじゃないかな」と期待感を口にした。
一方、上原氏は「ヤクルトのキャンプを見に行ったとき、僕に『フォーク教えて下さい』って質問してきた金久保投手」と、こちらもブレークが期待される若手投手をピックアップ。「こればっかりはやってみなきゃわからない」と宝刀伝授の難しさを口にしながらも、「注目していきたいと思います。握り方とリリースするときの指の感覚というのを話してきました。使えるかどうかは本人次第」と、高卒5年目を迎えるツバメの若き右腕に期待を寄せた。
また、両氏ともに古巣の巻き返しへ期待を寄せつつ、上原氏は「12球団ぜんぶ回ったわけじゃないですけど、見た中では中日の投手陣が充実していると思う。バッティングの方でいい選手が出てこれば面白いチームになるんじゃないか」と、ライバル球団の印象にも言及。
松坂氏は「僕としては昨年まで在籍した西武ライオンズ。昨年は最下位に終わりましたけど、ここから巻き返して昨年のオリックスのように最下位から首位を走るチームになってほしいなと、いちファンとして楽しみにしています」と、古巣の下剋上を期待した。