「焦りはもちろんありますけど、シーズンが長いので、今焦っても仕方がないと思っています」。
一軍では先発ローテーション争いが熾烈のなかロッテ・河村説人は、一軍を目指しファームで調整している。
ルーキーイヤーの昨季4勝を挙げ、昨年11月に行われた秋季練習では「まずは体をゼロまで戻して、そこから入れたいなという気持ちがあるんですけど、あとは球速を一番あげたいなと思っているので、そこを意識して取り組んでいます」と話していたが、シーズンオフは秋季練習で取り組んだ“球速アップ”を意識したトレーニングを継続し、「体の柔軟性を高めようということで、ひたすらオフやっていました」とのことだ。
プロ野球選手となって初めてのシーズンオフ。「2カ月まるまる何もないなかで、ペース配分もいろいろ難しかったですけど、わりと大学時代も自分で考える練習が多かった。練習メニューは困ることなくできたと思います」と1人で黙々と自主トレに励んだ。
1人で練習を行っていて、ライバルとなる他の選手たちがどのような練習をしているのか気になったりはしなかったのだろうかーー。
「そうですね。どういうペースでやっているのかというのは気になるんですけど、人それぞれ(練習メニューが)合う合わないがあると思っています。メニューは気にならなかったですね」。
本人も満足のいく自主トレを過ごし、「キャンプインのときはいい感じで入れたんですけど、体調不良で1週間くらい休んでしまって、結構そこで出遅れているという感じですね」。
出遅れはあったものの、2年目ということもあり、「キャンプもそうですけど、気持ち的に落ち着いて練習もできていますし、環境にも慣れたというのがありますね」と、1年目に比べて全体の流れがわかったうえで練習が取り組めている。
また、春季キャンプが終えた現在の状態は「とにかく(遅れを)取り戻して、これから試合に徐々にいけるかなという感じですね」とのことで、「投球フォームだったりを重点をおいてやっています」と明かした。
昨年の秋には今季に向けて「開幕ローテーションに入って、そこから1年間回れるように投げたいと思います」と話していたが、現在は「なんとかローテーションに加わって投げたいなという思いです」と変更。
2年目に向けて他球団は“河村対策”を行ってくることが予想されるなかで、河村自身は何か秘策などがあるのか訊くと、「新たな秘策はないですね」と一言。昨年投げてきたストレート、フォーク、スライダー、カットボール、カーブの「精度を高めようという感じです」と、新たに球種を増やしていくという考えも特にないようだ。
「ケガをしないで、健康でいられるように体調管理もしっかりやっていきたいと思います」。
とにかく今は、長いシーズンを万全の状態で戦えるよう調子を上げていく。
取材・文=岩下雄太
一軍では先発ローテーション争いが熾烈のなかロッテ・河村説人は、一軍を目指しファームで調整している。
ルーキーイヤーの昨季4勝を挙げ、昨年11月に行われた秋季練習では「まずは体をゼロまで戻して、そこから入れたいなという気持ちがあるんですけど、あとは球速を一番あげたいなと思っているので、そこを意識して取り組んでいます」と話していたが、シーズンオフは秋季練習で取り組んだ“球速アップ”を意識したトレーニングを継続し、「体の柔軟性を高めようということで、ひたすらオフやっていました」とのことだ。
プロ野球選手となって初めてのシーズンオフ。「2カ月まるまる何もないなかで、ペース配分もいろいろ難しかったですけど、わりと大学時代も自分で考える練習が多かった。練習メニューは困ることなくできたと思います」と1人で黙々と自主トレに励んだ。
1人で練習を行っていて、ライバルとなる他の選手たちがどのような練習をしているのか気になったりはしなかったのだろうかーー。
「そうですね。どういうペースでやっているのかというのは気になるんですけど、人それぞれ(練習メニューが)合う合わないがあると思っています。メニューは気にならなかったですね」。
本人も満足のいく自主トレを過ごし、「キャンプインのときはいい感じで入れたんですけど、体調不良で1週間くらい休んでしまって、結構そこで出遅れているという感じですね」。
出遅れはあったものの、2年目ということもあり、「キャンプもそうですけど、気持ち的に落ち着いて練習もできていますし、環境にも慣れたというのがありますね」と、1年目に比べて全体の流れがわかったうえで練習が取り組めている。
また、春季キャンプが終えた現在の状態は「とにかく(遅れを)取り戻して、これから試合に徐々にいけるかなという感じですね」とのことで、「投球フォームだったりを重点をおいてやっています」と明かした。
昨年の秋には今季に向けて「開幕ローテーションに入って、そこから1年間回れるように投げたいと思います」と話していたが、現在は「なんとかローテーションに加わって投げたいなという思いです」と変更。
2年目に向けて他球団は“河村対策”を行ってくることが予想されるなかで、河村自身は何か秘策などがあるのか訊くと、「新たな秘策はないですね」と一言。昨年投げてきたストレート、フォーク、スライダー、カットボール、カーブの「精度を高めようという感じです」と、新たに球種を増やしていくという考えも特にないようだ。
「ケガをしないで、健康でいられるように体調管理もしっかりやっていきたいと思います」。
とにかく今は、長いシーズンを万全の状態で戦えるよう調子を上げていく。
取材・文=岩下雄太