背番号032が一軍ホームで躍動

　右肘のトミージョン手術から復活を目指す巨人の育成右腕・堀田賢慎投手（20）が2日、東京ドームで行われた西武とのオープン戦に先発し、3回1安打無失点と好投。支配下復帰へ大きく前進した。

　初回から最速150キロを計測したストレートとスライダー、チェンジアップのコンビネーションが冴え渡り、主力打者が並ぶ西武打線を1回、2回と三者凡退。3回は二死無走者から9番・鈴木将平に中前安打を許し、さらに二盗を許して得点圏に走者を背負ったが、最後は源田を左飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

　3イニング46球を投げ、1安打、3奪三振、無失点と、ほぼ完ぺきな内容。山川穂高と中村剛也には中堅後方へ一瞬ヒヤリとする大飛球も打たれたが、ボール先行の場面でチェンジアップが効果的に決まるなど、ストレート以外の球種でカウントを立て直す投球も光った。

　堀田にとっては東京ドームデビュー戦となるマウンドで快投し、これで対外試合は6回1失点の好成績。期待のホープが支配下復帰へ着実に前進している。