「悪化して遅れることが無いように」
昨秋に右足首の手術を受けた西武の平良海馬投手(22)が、復帰へ向けて順調な調整を続けている。
チームがオープン戦を戦うなか、平良はいまだ実戦登板できていないものの、手術明けの調整としては順調そのもの。「焦らずに自分の状態を上げていきたい。悪化して遅れることが無いように」と万全を期す構えだ。
2月末からピッチングを再開し、3日には変化球も交えてブルペンで52球を投げ込み、最速150キロを計測。球質については本人も納得の仕上がりで、「これからまた実戦などで投げていくことになると思いますが、打者が実際に立ったときに投げる、肩や肘の状態を確認していきたいです」と話した。
昨季はチームトップの62試合に登板し、防御率0.90、21ホールド20セーブを記録。開幕から39試合連続無失点という日本新記録も樹立する圧巻のパフォーマンスを見せた。
プロ5年目の春はスタートに出遅れる格好となったが、「早く試合に復帰して、昨年よりいい成績を残せるように調整していきたい」と意欲満点。全快した豪腕がマウンドで躍動する姿に期待したい。