12打者連続アウトを記録、4球団競合の片鱗見せる

　西武のドラフト1位・隅田知一郎投手（22＝西日本工業大）が5日、広島とのオープン戦（マツダ）に先発登板。5回2安打無失点、毎回の6奪三振を奪う快投で開幕ローテ入りを確実なものにした。

　オープン戦初登板となったドラ1左腕。初回は一死から2番・西川に中前打を許したが、最後は4番・末包をチェンジアップで空振り三振に仕留め無失点スタート。2回からは3イニング連続で3者凡退をマークし、1回途中から12打者連続アウトを記録した。

　5回は4イニングぶりに走者を背負ったが、最後は一死一塁の場面で7番・堂林を空振り三振。スタートを切っていた一塁走者・會澤を女房役の森が刺し、最後は三振ゲッツーで5回までゼロを並べ続けた。

　直球のキレ、変化球の精度とも申し分なく、5回61球、2安打無失点、6奪三振無四球の快投。対外試合初登板で3回1失点だった2月26日のロッテ戦（練習試合・春野）に続く好投で、開幕ローテ入りに当確ランプを灯した。