2022.03.05 14:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 1 | 終了 | 0 | 千葉ロッテマリーンズ |
PayPayドーム |
ストレート36球中23球が160超…平均160.1キロ
ロッテの佐々木朗希投手(20)は5日、PayPayドームで行われたソフトバンクとのオープン戦に先発登板。自己最速タイの163キロを計測したストレートとスプリットのコンビネーションを軸に、5回65球を投げ2安打1四球無失点、毎回9個の三振を奪う快投を見せた。
初回、先頭打者の牧原大に対する1球目に160キロを計測すると、140キロ代後半のスプリットを決め球に2者連続三振を含む三者凡退の立ち上がり。
2回もグラシアル、栗原の中軸をテンポ良く打ち取り、二死無走者で6番・中村晃を空三振に仕留めた外角のストレートは自己最速タイとなる163キロを計測した。
3回以降はリチャードに中前安打、三森に四球、中村晃に右前安打と、毎回走者を背負う展開になったが、犠打を試みる川瀬を球威で押し切り3バント失敗に追い込むなど、走者を背負ってからも危なげない投球だった。
最終イニングとなった5回にも161キロを計測した球威はもちろん、140キロ台のスライダーとスプリット、130キロ前後のカーブも散りばめて翻弄。ソフトバンクベンチが攻撃前に円陣を組む、オープン戦では異例のシーンも見られた。
これでオープン戦前の練習試合を含め、今春は10イニング無失点という圧巻の内容。末恐ろしい“令和の怪物”は、高卒3年目のシーズンへ向けて、順調すぎる仕上がりだ。