マッチ命名「ガルちゃん」チーム合流
ソフトバンクに加入した新外国人選手のフレディ・ガルビス選手(32)が9日、PayPayドームで入団会見を実施。背番号3の真新しいユニフォームに袖を通し、「このユニフォームが着ることができてとても嬉しく思いますし、光栄です」と入団の喜びを口にした。
ガルビスは遊撃がメインポジションのスイッチヒッターで、2012年にメジャーデビューを果たすと、メジャー通算10シーズンで1102試合に出場し、打率.246、109本塁打、426打点を記録。2016年には20本塁打を放つなどパンチ力を兼ね備え、昨季はオリオールズとフィリーズで計104試合に出場し、打率.242、14本塁打、40打点をマークした。
バリバリのメジャーリーガーだったガルビスは、昨年12月にソフトバンクへの入団が発表されるまでに、自身の新天地について複数の選択肢があったものの、「このチームが環境的に一番合うと思った」と、総合的な判断でソフトバンク加入を選んだことを説明。
同郷のアレックス・カブレラ(元西武)、アルシデス・エスコバー(元ヤクルト)、秋山翔吾(元西武)、牧田和久(元楽天)といった個人名を挙げ、「日本でプレーした選手からも話を聞いて、一番強いチームだと、こっちのほうが良いとアドバイスをもらっていた。決めることは簡単でした。すぐに決断しました」と、日本球界への橋渡し役がいたことも明かした。
日本野球の印象については「スピードのある野球。パワーもそうですけど、頭を使わないといけない野球だと思っている」と話し、「日本の野球に慣れることが大事だと思いますし、慣れれば本来の仕事をできると思います」と自信ものぞかせた。
報道陣から藤本博史監督が「2番」での起用を示唆していることを伝えられると、「リードオフマンと2番は一番慣れているので、そこと言われればきっちり自分の仕事はします」と頼もしい一言。「監督が決めたポジションをこなせるように常に準備していきます」と、本職の遊撃以外での内野起用にも前向きな姿勢を示した。
この日は会見前のチーム練習にも参加。「マッチ(松田宣浩)からガルちゃんと呼ばれた」と笑顔で明かしており、チーム内での愛称も決まった様子。「ファンの皆さんに今シーズンを通して応援していただけたら良いなと思っています。我々は全力で戦って優勝できるように頑張ります」と力を込めた。