DeNAの開幕投手が10日、東克樹に決定した。
全体練習を行なったこの日、本拠地・横浜スタジアムで、三浦大輔監督が東克樹投手とともに報道陣の前に姿を見せ、明らかにした。横浜スタジアムのグラウンドで三浦監督は自身の傍に左腕を立たせ、明言した。「2022年の開幕投手は東です」。東本人へ伝えたのは「きのう(9日)の練習中」だったという。
プロ5年目にして初の開幕投手を務めることになった東は、「大役を任されたので、しっかりと責務を果たしてチームにいい流れを持ってこられるようにしっかりと調整していきたい。試合になったらたぶん緊張するとは思うけど、そこは堂々と開幕投手ということでしっかり投げ切りたい」と意気込んだ。
ルーキーイヤーの18年は11勝を挙げ、新人王のタイトルを獲得した東。しかし、翌19年から左肘の炎症に苦しみ、20年2月に内側側副靭帯の損傷が判明、再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた。そこから1年7か月のブランクを経た昨季、9月後半に1軍復帰を果たし、3試合に先発。10月23日の対中日戦では8回無失点で復活の1勝を挙げ、シーズンを終えていた。
先月、春季キャンプ中に今永昇太投手が左前腕部の炎症で離脱する中、混沌としていた今季の開幕投手候補。三浦監督が東に開幕戦を託す決断をしたのは、本人へ伝達した前日9日だったという。「前より状態もいいですし、昨年後半しっかり投げ切れたというところで、ことしは1年間ローテを任せられるということで。自分らしく堂々と投げ切ってくれたら。ブルペンのボールを見ていても安定してたし、実戦は少ないということはあると思うが、総合的に判断して問題ないということで任せるということを決断した」と三浦監督は東を選んだ理由について説明した。
今オープン戦での登板は、先月26日の日本ハム戦(名護)での1試合(2回34球2安打無失点)のみだが、東自身は「状態自体はいいのでこのまま続けていけたら。イニングを増やしていって、球数も。あとはどういうシチュエーションになったとしてもしっかりとゼロで抑えることを意識してやっていきたい」と開幕へ向けた最終調整のプランを述べた。
17、18年には石田健大、19、20年には今永昇太、昨年は濵口遥大が開幕投手を務めてきたDeNA。その大役のイメージとして2009年まで務めていた三浦監督の姿を挙げた東は、経験者からのアドバイスについて「メンタル面じゃないですかね。重圧とか、そういったものはかなり大きいと思うので、どういう気持ちの持ちようであったりだとか、機会があれば聞いていきたい」と答えた。
25日、開幕戦の相手は広島。投げ合う相手は、4年連続で開幕投手を務める大瀬良大地だ。「そこまではまだ考えられていない。相手がどう、というより、まず自分のピッチングをしっかりとする、ということを心掛けてやっていきたい」という東。
ただ、自身初の大役は本拠地・横浜スタジアムのマウンドで迎える。「球場のボルテージ自体もたぶんかなり高いと思う。(ファンに)後押しをしてもらいながら、しっかりと復活をした姿を見てもらいたいなと思う」。チームとともに自身も「反撃」へ。左腕はまなじりを決した。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
全体練習を行なったこの日、本拠地・横浜スタジアムで、三浦大輔監督が東克樹投手とともに報道陣の前に姿を見せ、明らかにした。横浜スタジアムのグラウンドで三浦監督は自身の傍に左腕を立たせ、明言した。「2022年の開幕投手は東です」。東本人へ伝えたのは「きのう(9日)の練習中」だったという。
プロ5年目にして初の開幕投手を務めることになった東は、「大役を任されたので、しっかりと責務を果たしてチームにいい流れを持ってこられるようにしっかりと調整していきたい。試合になったらたぶん緊張するとは思うけど、そこは堂々と開幕投手ということでしっかり投げ切りたい」と意気込んだ。
ルーキーイヤーの18年は11勝を挙げ、新人王のタイトルを獲得した東。しかし、翌19年から左肘の炎症に苦しみ、20年2月に内側側副靭帯の損傷が判明、再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた。そこから1年7か月のブランクを経た昨季、9月後半に1軍復帰を果たし、3試合に先発。10月23日の対中日戦では8回無失点で復活の1勝を挙げ、シーズンを終えていた。
先月、春季キャンプ中に今永昇太投手が左前腕部の炎症で離脱する中、混沌としていた今季の開幕投手候補。三浦監督が東に開幕戦を託す決断をしたのは、本人へ伝達した前日9日だったという。「前より状態もいいですし、昨年後半しっかり投げ切れたというところで、ことしは1年間ローテを任せられるということで。自分らしく堂々と投げ切ってくれたら。ブルペンのボールを見ていても安定してたし、実戦は少ないということはあると思うが、総合的に判断して問題ないということで任せるということを決断した」と三浦監督は東を選んだ理由について説明した。
今オープン戦での登板は、先月26日の日本ハム戦(名護)での1試合(2回34球2安打無失点)のみだが、東自身は「状態自体はいいのでこのまま続けていけたら。イニングを増やしていって、球数も。あとはどういうシチュエーションになったとしてもしっかりとゼロで抑えることを意識してやっていきたい」と開幕へ向けた最終調整のプランを述べた。
17、18年には石田健大、19、20年には今永昇太、昨年は濵口遥大が開幕投手を務めてきたDeNA。その大役のイメージとして2009年まで務めていた三浦監督の姿を挙げた東は、経験者からのアドバイスについて「メンタル面じゃないですかね。重圧とか、そういったものはかなり大きいと思うので、どういう気持ちの持ちようであったりだとか、機会があれば聞いていきたい」と答えた。
25日、開幕戦の相手は広島。投げ合う相手は、4年連続で開幕投手を務める大瀬良大地だ。「そこまではまだ考えられていない。相手がどう、というより、まず自分のピッチングをしっかりとする、ということを心掛けてやっていきたい」という東。
ただ、自身初の大役は本拠地・横浜スタジアムのマウンドで迎える。「球場のボルテージ自体もたぶんかなり高いと思う。(ファンに)後押しをしてもらいながら、しっかりと復活をした姿を見てもらいたいなと思う」。チームとともに自身も「反撃」へ。左腕はまなじりを決した。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)