自慢のスピードのみならず打撃でも存在感
7日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の平松政次さんと笘篠賢治さんが、オリックスのドラフト4位ルーキー・渡部遼人選手(22=慶應大)を分析し、開幕スタメンの可能性についても言及した。
春季キャンプ一軍スタートだった渡部は、実戦に入ってからも一軍に帯同。オープン戦では、かねてから評価されていた守備走塁のみならず、9日終了時点で全体3位の打率.364(22-8)を記録するなど、打撃でも存在感を示している。
「2月のキャンプで見たときに、ものすごく足が速くて良い選手だなと目に飛び込んできましたよ」と、キャンプでも一際目立っていたことを振り返った笘篠さん。
ここまでの対外試合では1、2番の上位で起用されているが、「トップバッターではなくても9番バッターにこういう選手がいて、塁に出てかき回されると相手はたまったもんじゃないですよ」と、打順に関わらず渡部の足が対戦相手の脅威になることを強調した。
また、平松さんは、5日のDeNA戦で左腕の田中健二朗から華麗な流し打ちで適時打を放った場面も評価し、「福田(周平)に代わってルーキーで『1番』、それをやりそうなオープン戦の活躍をしていますよ」と、開幕スタメンに名を連ねる可能性についても言及した。
昨季は福田と宗佑磨の1・2番コンビがハマり、25年ぶりにパ・リーグを制したオリックス。連覇を目指す2022年シーズンはルーキーも交えた“新・上位打線”がチームを牽引する可能性も十分ありそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』