「最高のオフシーズンを過ごすことができた」
ソフトバンクは11日、昨年12月に再契約を結んだコリン・レイ投手(31)の入団会見をオンラインで実施。「戻ってこれて本当に嬉しく思っています。福岡は大好きですし、家族と戻ってこれたのが本当に嬉しいです。こういった機会をいただけたことに感謝しています」と再入団の喜びを語った。
レイは昨年1月にソフトバンクと契約し、前半戦6試合に登板して3勝1敗、防御率2.03の好成績をマーク。東京オリンピック期間中に「我々の赤ちゃんが早産児で誕生したため、しばらくは家族のそばから離れることができない状況になりました」と退団したが、球団首脳陣がレイを高く評価しており、シーズン終了後に再オファー。レイも「簡単な決断でした」と再入団が実現した。
昨季はわずか2カ月程の短い滞在期間でホームタウン・福岡への愛着が芽生えただけでなく、野球選手としての財産も手にしていたようで、「去年こちらでコーチに教えてもらった身体の使い方を取り入れて、肩肘の負担が少なくなりました。アメリカに帰ってからもドリルを続けていて、それがすごく自分に合っていた」とのこと。
春季キャンプが終わってからのチーム合流となったが、「今オフはキャリアを通じて最高のオフシーズンを過ごすことができたと思っています。身体も強くなりましたし、ブルペンで76球くらいは投げているので、比較的早く試合に入っていけると思います」と、順調な調整ぶりをアピールした。
シーズンを通して先発ローテーションを支える活躍が期待されていることは本人も重々承知しており、「できるだけ長いイニングを投げることが今年の目標」と気合十分。「ホークスは攻守にいい選手がそろっているので、優勝チームの一員になるために頑張っていきたいです」と日本一を見据えた。