2022.03.11 13:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 4 | 終了 | 3 | 福岡ソフトバンクホークス |
神宮 |
鷹の開幕投手へ先制パンチ
燕のリードオフマンは、今年も健在だ。ヤクルトの塩見泰隆が11日、神宮球場で行われたソフトバンクとのオープン戦で2安打2打点1盗塁と活躍した。
初回の第1打席は、ソフトバンクの開幕投手を務める千賀滉大からバックスクリーン右へ先頭打者本塁打。「2ボールだったのでストレート一本に絞って思い切って打ちました。少し高めの球でしたが風に乗って入ってくれました」とコメント。
さらに5回の第3打席では、一死二塁の好機に笠谷俊介から三遊間を破る適時打。「後ろに良い形でつなぐことを意識して打席に入りました。追い込まれたので大振りせずコンパクトに打ちました」と、この日はカウントに応じたバッティングが奏功した。
さらなる高みへ、進化した姿を見せる。昨季はリーグワースト2位の156三振を喫し、今季は2ストライク後のアプローチを課題に挙げている28歳。
オープン戦の打率.435の塩見に対して、高津臣吾監督は「長打も打てる1番打者として、もちろん走れる1番打者として良く頑張ってくれている。本番入って、この力を発揮してくれたら」と、25日の開幕に向けて大いに期待した。
リーグ連覇へ欠かせない1番打者。チームに流れを呼び、勢いをつける役割が今季も期待される。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)