オリックス 山本由伸[写真=北野正樹]

◆「初回はグチャグチャ」立ち上がり反省

 2年連続の開幕投手が有力視されているオリックスの山本由伸が11日、巨人とのオープン戦(京セラD大阪)に先発登板。すでに開幕投手に内定している巨人・菅野智之と投げあい、5回・71球を投げ、6安打無失点、1四球6三振と好投した。

 「試合前のブルペンも悪かった」という山本は、初回二死から四球と連打で満塁のピンチを招く苦しい立ち上がり。4回までは毎回走者を背負う投球になったが、「試合に入ったら0点で抑えることを意識して投げようと思っていた」と打者と対峙する中で投球フォームを修正。打撃好調の中田翔を2打席連続で3球三振に封じるなど要所を抑え、スコアボードにゼロを並べた。

 最終イニングの5回は「特に良い感覚で投げられました」と上位打線を相手に9球で三者凡退に仕留める尻上がりの内容で、投手タイトルを総なめした昨季同様、修正能力の高さを見せつけた。

 「初回はフォークとかも全然落ちてなくて、空振り取りたいところがファールになったり、2ストライク0ボールから四球まで行ったり、まとまりがなく、グチャグチャというか、良いように投げられなかった」と、不安定だった立ち上がりを振り返った山本。

 2回以降の投球についても「初回に限らず、その後もランナー出してますし、ボール自体の質はまだまだ良いボールではなかった。5イニング目でやっと良いボールを投げられましたけど、次回はしっかりそれを初回から、1球目から出来るように練習したい」と話した。

 シーズン開幕が2週間後に迫り、自身の調整登板は残り1回。「技術的なことも、基本的なことも、しっかり詰めて、いい1週間を過ごして試合に挑みたいと思う」と開幕に向けてさらに気を引き締めた。

 このまま中6日でローテーションを回れば2年連続で開幕投手になるが、「知らないです。ナカジマジックさん(中嶋聡監督)に聞いてください」と、大本命とされる大役の話題には笑みを浮かべたエース。

 中嶋監督は「調子の部類で言ったら良い部分ではないんじゃないかな」とした上で、開幕投手に関しては「眠くなってきた(笑)。どうなんでしょう。いろんなことを考えていきます」と、こちらも明言を避けた。

取材・文=どら増田

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