196センチの長身左腕「オファーを受けない選択肢はなかった」
オリックスは12日、新外国人のジェシー・ビドル投手(30)の入団会見を京セラドーム大阪で実施。背番号69のユニフォーム姿をお披露目した。
ビドルは196センチの長身から繰り出す150キロ前後のストレート、スライダーとカーブを得意としている左腕。2018年にメジャーへ昇格するとブレーブスで60試合に登板し、63回2/3で67奪三振をマーク。以降はメジャー定着とはならなかったが、昨季は3Aで33回2/3を投げ、55奪三振の好成績を残した。
会見に同席した福良淳一GMは「真っ直ぐが強くて、スライダー、カーブで空振りが取れるので後ろを任せられるかなと。最後の7、8、9回を期待したい」とリリーフでの活躍に期待した。
ビドルは「こういう機会をいただけて嬉しく思っています。ホントにいい経験になると思いますし、光栄に思っています。あとは楽しく新しい環境でいろんなチャレンジになっていくと思います」とあいさつ。
「モレル(元オリックス)やブキャナン(元ヤクルト)から良い球団というのを聞いていたので、このオファーを受けないという選択肢はなかった」と二つ返事でオファーを受けたことを明かした。
日本野球の印象については「良い選手がたくさんいる印象がある。ゲームへの入り方だったり、ゲーム中のアプローチだったりが違うということは聞いてます」とNPB経験者から話を聞いている様子。
「武器はスライダーとカーブ。これを日本でも使っていきたい」というビドル。「メジャーに所属している選手ともアメリカのロサンゼルスで調整してきたので、だいぶ準備は出来ている状態。名前が呼ばれたらすぐに行けるような状況」と順調な仕上がりを強調した。
趣味は「いちばんはいい旦那さんになること(笑)。2番目は犬が2匹いるので彼らの世話をすること。3番目はバイクでサイクリングをすること」だそうだが、3カ月前に結婚したばかりの奥さんは「プロのモデル」とのことで、「出来たら日本でもモデルの仕事をしたい」と話しているという。
「こういう機会をいただいて、とにかく日本で成功したい気持ちがあったのでここに来た」
新婚左腕にリリーバーとしてかかる期待は大きい。実戦登板を見るのが楽しみだ。
取材・文=どら増田