ニュース 2022.03.17. 07:04

鈴木誠也の新天地はシカゴ・カブス “日本人野手最高額”の大型契約

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広島・鈴木誠也 (C)Kyodo News

ダルビッシュ以来、日本人9人目の所属


 広島からポスティングでのメジャー移籍を目指していた鈴木誠也選手(27)の新天地が、MLBナ・リーグ中地区に所属するシカゴ・カブスに決まったようだ。現地時間16日(日本時間17日)に複数の現地メディアが続々と報じ、MLB公式サイトでも入団合意が伝えられている。

 契約は5年総額8500万ドル(約100億5000万円)になる見込みで、日本人野手の渡米時の契約としては、4年総額4800万ドルの福留孝介(当時カブス)を大きく上回る史上最高額となる。

 鈴木は二松学舎大付高から2012年のドラフト2位でプロ入り。2016年に流行語大賞にも選出された「神ってる」活躍ぶりでブレークし、同年から昨季まで6年連続で打率3割・25本塁打以上を記録。2019年のWBSCプレミア12、2021年の東京オリンピックでは、侍ジャパン不動の4番打者として日本の優勝に貢献した。

 プロ9年目の昨季は自己最多を更新する38本塁打を放ち、132試合の出場でリーグトップの打率.317、12球団トップのOPS1.072を記録。自身2度目の首位打者と最高出塁率、6年連続となるベストナイン、3年連続5度目のゴールデングラブ賞に輝いた。

 日本人現役選手“最強の右打者”とも称される鈴木は、メジャー移籍を目指し、シーズン終了後の11月にポスティングシステムを申請。MLBと選手会の労使交渉がもつれ、一時は移籍交渉が凍結状態になったが、現地3月10日にMLBのロックアウトが解除。交渉再開後はパドレス入り濃厚との報道もあったなか、カブス入団が決まったようだ。

 新天地となるカブスは、リーグ優勝17回、ワールドシリーズ優勝3回を誇る名門球団。日本人選手は福留、藤川球児投手、ダルビッシュ有投手ら過去8人が在籍した。昨季は2016年の優勝メンバーだった主力選手を大量放出し地区4位に沈んだが、将来的な上位進出を見据え、鈴木がチーム再建の柱となる可能性もある。

 今季のメジャーは現地4月7日にレギュラーシーズンが開幕。カブスは2022年シーズンに大谷翔平投手が所属するエンゼルスと対戦する予定はないが、5月と6月にダルビッシュが所属するパドレス、7月に澤村拓一投手が所属するレッドソックス、8月に菊池雄星投手が加入したブルージェイズと対戦予定。

 ナ・リーグ中地区には鈴木の他にも、秋山翔吾選手のレッズ、筒香嘉智選手のパイレーツも所属しており、日本人野手が顔を合わせる場面も増えそうだ。


▼ 鈴木誠也 プロフィール
投  打:右投右打
身長体重:181センチ/98キロ
生年月日:1994年8月18日(27歳)
経  歴:二松学舎大付高-広島(12年2位~21年)

[NPB通算成績]
902試合 打率.315(2976-937)182本塁打
562打点 548得点 82盗塁 OPS.985(.414/.570)


▼ カブスに所属した日本人選手
福留孝介(2008~2011年)
田口 壮(2009年)
高橋尚成(2013年)
藤川球児(2013~2014年)
和田 毅(2014~2015年)
川﨑宗則(2016年)
上原浩治(2017年)
ダルビッシュ有(2018~2020年)

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