愛称は「ワグー」ローテ期待の新助っ人
オリックスは18日、昨季までブルージェイズ傘下に所属していた右腕のジェイコブ・ワゲスパック投手の入団会見を行った。
28歳のワゲスパックは昨年メジャー登板はなかったが、3Aバッファローで24試合に登板、10試合に先発し7勝2敗、防御率2.86の好成績を収めている。
福良淳一GMは「ウチのローテーションの一角に入る力があると評価して獲得しました。すべて良いんですけど角度があって球種が豊富。長いイニングもいける。1年間ローテを守ってやってくれたら」と先発ローテーションの一角として期待を寄せた。
ワゲスパックは「サインしてもらえたことを光栄に思っている」と語ると、日本の野球について「みんなが敬意を持って野球をやっている印象」と述べた。また、この日はじめてナインと顔を合わせ、「若いチームだなという印象。やりやすそうな雰囲気があった」と好印象を口にした。
自身の投球スタイルについては「コントロールに自信がある。最速151キロから156キロの真っ直ぐで勝負したい。変化球はツーシーム、スライダー、カーブを投げます」と紹介。
「ビザがなかなか下りず、ちょっと時間があったので、ライブBPは3回投げて来ました。(現在の状態は)10段階で6ぐらい。あと少し先発としてのスタミナをつけなきゃいけない。隔離期間もプランのうち。なるべく早くチームに合流できたらいいなと思う」と、調整段階にあることを明かした。
「ワグーと呼ばれたらスマイルで応えるので、ワグーと呼んでください」とファンへ呼びかけた新助っ人。日本プロ野球界にワグー旋風が吹き荒れることを期待したい。
取材・文=どら増田