2022.03.19 14:00 | ||||
阪神タイガース | 4 | 終了 | 2 | オリックス・バファローズ |
京セラD大阪 |
「感覚的にはそこまで悪くなかった」
昨年のパ・リーグ新人王、オリックスの宮城大弥が19日、阪神とのオープン戦(京セラ)に先発登板した。
前回、12日の巨人戦では立ち上がりに不安を残した宮城だが、この日は初回を三者連続三振に斬り、2回も三者凡退に抑える上々の立ち上がりをみせる。
しかし3回、一死から坂本誠志郎に右中間へ二塁打を打たれると、二死後に四球でピンチを広げ、熊谷敬宥、マルテ、佐藤輝明に3連続適時打を打たれて一挙3失点。4回にも熊谷に不運な適時内野安打を打たれ4点目を失った。
5回は落ち着きを取り戻し、6回二死無走者で1番・山本泰寛を迎えたところで2番手・中川颯にリレー。この日の宮城は5回2/3を97球、被安打6、奪三振9、与四球3、失点4の内容だった。
降板後、宮城は「立ち上がりはよかったですが、3回の連打を止められなかったことや、先頭打者へのフォアボールなど、修正していかなければいけないところが多かったと思います」と、この日の投球内容を振り返った。
続けて、「投げているボールや、感覚的にはそこまで悪くなかったとは思うので、もっと考えながら、工夫しながら投げていけるようにしていきたいです。シーズン開幕まで時間が無いので、なんとか修正していけるように必死になって取り組んでいきたいと思います」と、残り1週間を切った開幕までに修正すべき点の改善に努めていく。
中嶋聡監督は「本人なりの反省点ももちろんあると思いますし、こっちも要求することもあるだろうし、いろいろありますけど、次、始まるわけですから。そこまでにどうやって修正するのかというところじゃないでしょうか」と宮城の修正力に期待した。
試合は6回、宗佑磨にオープン戦第1号となるソロホームランが飛び出したが、2-4で敗戦。オリックスはオープン戦5連敗を喫している。
取材・文=どら増田