ニュース 2022.03.19. 18:13

“下位”から“上位”に繋がったロッテらしい4回の攻撃

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ロッテの平沢大河

ロッテらしい攻撃


 3月25日のプロ野球開幕が1週間に迫っている中で、19日の巨人とのオープン戦でロッテらしい攻撃があった。

 それは3-0で迎えた4回の攻撃。先頭の7番・平沢大河が巨人先発・山崎伊織からレフトフェンス直撃の二塁打で出塁すると、続く8番・柿沼友哉がきっちりと1球目に一塁への犠打で二塁走者の平沢を三塁へ進める。

 攻撃のリズムを作ると、前の打席に先制の本塁打を放った藤岡裕大は、2球で追い込まれたが、2球連続でボール球をしっかり見送り2ボール2ストライクとし、6球目のストレートをセンター前に弾き返す適時打で追加点を挙げた。

 試合前までオープン戦の打率.404をマークしていた1番・髙部瑛斗の左中間への当たりで、スタートを切っていた一塁走者の藤岡が三塁に進むと、打った髙部もセンターの捕球体勢を見て二塁を陥れる二塁打とした。二、三塁となり2番・マーティンが代わった高木京介の初球のカーブをライト前に安打を放ち、二者が生還する適時打となった。

 3番・中村奨吾が二ゴロ、4番・レアードが投手ゴロに倒れ、大量得点とはならなかったが、下位打線でチャンスを作り上位で還すという理想的な攻撃で、このイニング3点を挙げた。


下位を打つ平沢が存在感


 イニングの先頭が下位から始まる打順で先頭打者が出塁すると、得点圏で上位に回っていく可能性が高まる。

 特にオープン戦ではイニングの先頭で下位を打つ平沢が出塁し、上位に繋いでいくという場面が多い。得点に結びついた試合でいえば、19日の巨人戦以外でも15日の広島戦、8-6の8回に先頭打者の9番・平沢が四球で出塁すると、1番・池田来翔の4球目に二塁盗塁を決め、池田の遊ゴロの間に平沢は三塁へ進み、岡大海の適時打で生還。翌16日の広島戦では、下位打線の打順での出場ではなかったが、0-2の9回にイニングの先頭打者の代打で登場しライト前に運ぶと、柿沼の犠飛でホームインした。

 得点に結びつかなかったが、3月5日のソフトバンク戦では、0-0の6回に先頭で迎えた9番・平沢がセンターへの二塁打を放てば、3月12日の西武戦も4-3の7回に先頭の9番・平沢がセンター前に運ぶ安打でチャンスメイク。さらに3月15日の広島戦でも8-5の6回に先頭の9番・平沢が粘りに粘って7球目に四球を選んで出塁した。

 平沢は現状でいえば開幕スタメンを争う立場の選手ではあるが、安打を放つだけでなく、選球眼もよく四球での出塁もある。今日のように平沢が7番で出場すれば、イニングの先頭の平沢が出塁し8番の捕手が送って、9番・藤岡に繋がっていき、9番で出場したときには平沢が出塁すれば、走者を置いて上位に回っていく。“下位”から“上位”へという繋がりを考えると、現状では下位を打つ平沢は機能しているといえるのではないだろうか。

文=岩下雄太
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