ニュース 2022.03.20. 10:00

今、ロッテ“97年世代”の野手が熱い!

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ロッテ 髙部瑛斗
 3月25日のプロ野球開幕が1週間を切り、開幕一軍、開幕スタメンを勝ち取るための競争が熾烈だ。

 そのなかで、ロッテの“97世代の野手陣”が奮闘している。世代別では97年世代がチーム最多の11人が在籍。1学年上の96年世代には昨季チーム最多の10勝を挙げた小島和哉がおり、1学年下の98年世代には昨季盗塁王に輝いた和田康士朗などすでに一軍で活躍している選手はいるが、97年世代は一軍に定着している選手がほとんどいない。“常勝軍団”を目指すロッテにとって、この世代の中から中心と呼べる選手が出て来て欲しいところ。

 2月の対外試合から“97年世代”の野手の活躍が目立つ。その筆頭が、19日終了時点でオープン戦の打率12球団トップの髙部瑛斗。昨季まで二軍で2年連続打率3割以上をマークしながら、一軍では結果を残せずにいた。3年目のシーズンに向けてオフは、技術、メンタル、フィジカルを強化。

 「よくも悪くも毎日フレッシュな気持ちで過ごそう」とポジティブな思考で過ごし、2月の対外試合で打率.387(31-12)と打ちまくり、オープン戦に入ってからも、6度のマルチ安打を記録するなどここまでオープン戦12球団トップの打率.400。8日の日本ハム戦からは1番に座り、熾烈な外野のレギュラー争いから頭一つ抜け出し、開幕スタメンもほぼ手中に収めている。

 ここ2年一軍出場のなかった平沢大河は、3年ぶりに春季キャンプA組スタート予定も新型コロナウイルス感染によりB組スタートに。それでも、2月23日のオリックス戦から一軍に合流すると、昇格後初打席となった同戦でいきなりセンター前に適時打を放った。

 2月の対外試合で打率.333(12-4)、0本塁打、2打点、出塁率は.469の成績を残すと、オープン戦でも途中出場した1日のオリックス戦で第1打席に四球を選び、第2打席に安打。オープン戦はここまで14試合に出場しているが、14試合中10試合で出塁し、現在5試合連続出塁中だ。

 右投手が先発のときには、7番や9番といった打順でスタメン出場し、下位から上位につなぐ役割を果たす。『7番・三塁』で出場した19日の巨人戦では、3-0の4回の第2打席にレフトフェンス直撃二塁打で出塁すると、藤岡裕大の適時打で4点目のホームを踏んだ。“三塁、遊撃”のレギュラー争いはエチェバリア、藤岡が本命かと思われたが、平沢も開幕スタメンが見える位置につけている。

 福田光輝も、開幕一軍入りに向けて猛チャージを見せる。2月の対外試合、3月のオープン戦序盤は一軍に帯同していたが、3月6日のソフトバンク戦を最後に、8日以降は二軍の春季教育リーグに出場。13日と15日の日本ハムとの春季教育リーグで2試合連続本塁打&2試合連続猛打賞の活躍を見せると、18日の巨人戦から一軍に再合流。

 同試合で途中出場すると、4-5の6回無死一、二塁の第1打席に四球、5-7の8回無死走者なしの第2打席は2ボール2ストライクから4球連続ファウルで粘り、デラロサが投じた9球目の150キロストレートをセンター前に弾き返した。

 19日の巨人戦では、オープン戦13試合中12試合で一塁スタメン出場していた山口航輝に代わって、『5番・一塁』で出場。第2打席にショートへの内野安打を放つと、5回の第3打席はレフトへの安打でマルチ安打をマークした。オープン戦の最終盤で2試合連続安打。残り2試合の中日戦でもアピールができれば、開幕一軍、開幕スタメンも見えてくる。

 昨季6本塁打を放った“打てる捕手”佐藤都志也も、15日の広島戦で本塁打を含む2安打1打点、代打で出場した19日の巨人戦でもきっちりと四球を選び出塁した。オープン戦での打席数は少ないが6打数3安打の打率は.500。出場機会は限られているが、やはり打撃面での期待感は大きい。

 オープン戦までは存在感を示す“97年世代の野手陣”。シーズンが開幕してからも、茶谷健太、 植田将太や投手陣を含めて、今季こそ“97年世代”から一人でも多く一軍定着する選手が出てきて欲しいところだ。

文=岩下雄太
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