ニュース 2022.03.21. 11:00

社会人野球ショウアップ!セガサミー野球部 西田真二監督

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セガサミーの西田真二監督[撮影=ニッポン放送ショウアップナイター]
 「社会人野球ショウアップ」では、社会人野球の有力チームの監督、選手に独占インタビューを行い、彼らの声を通じて、常にプロ野球に有力な新人選手を輩出し続ける社会人野球の魅力に迫っていく。

 現在連載中の「ファーストシーズン」に登場するのは、昨年11月~12月に東京ドーム開催された第92回都市対抗野球大会で初優勝した東京ガス硬式野球部(東京都)と、2年連続のベスト4に進出したセガサミー野球部(東京都)の監督、選手合計13名。

 彼らが、昨年の都市対抗や所属チームの舞台裏、今年の大会や野球へ賭ける想いなど、余すところなく語っていく。

 第2回目は、社会人野球日本一を決める都市対抗野球大会で、2年連続ベスト4入りを果たしたセガサミー野球部を率いる西田真二監督にお話を伺った。

チームに求めること


 西田監督がセガサミー野球部監督に就任してから、今年で3年目のシーズンを迎える。就任1年目となる2020年、セガサミー野球部は都市対抗野球大会でベスト4に進出し、翌2021年もベスト4入りを果たした。そして、2021年の社会人野球日本選手権大会では、チームを6年ぶりにベスト8に導いた。

 現在のセガサミー野球部について監督は、常勝軍団といってはまだ驕りがあるが、そこの位置までいける力は徐々についてきた、と語る。そして、そこからどうするかということが監督はじめスタッフらの手腕にかかっているという。都市対抗で2年連続ベスト4を経験したメンバーの中でプロの世界に行った選手もいるが、いまのチームにはベスト4を経験した選手たちがたくさん残っている。そんな選手たちに監督が求めるのは、経験を力に変えること。やれると選手たちが感じ、予選やいろんな大会で力をつけていく。そして、その経験を力に変えること。

 日本一に向けて、これまでの経験をどう力に変えていくのか。セガサミー野球部が掲げる今シーズンのスローガンは「跳戦~挑み続けろ~」。セガサミー野球部は、挑戦、超戦、頂戦、そして跳戦を続けていく。

今年の目標は、『一戦必勝』


 負けたら終わり、一発勝負の世界で戦う社会人野球。

 西田監督は、今年の目標に「一戦必勝」を掲げた。優勝、と言いたいところだが、1つ1つ全勢力をつぎこんで、1試合1試合を勝ち切ることが重要だという。昨年の都市対抗で東京ガスが優勝したことで東京都の代表枠が1つ増えたが、東京は強豪ぞろいであることには変わりはない。まずは予選を勝ちきって「一戦必勝」。都市対抗で3勝はできたので、優勝とは言わないが次は5勝したい、と今年の目標を力強く語った。

 1回負けたら終わりという勝負の世界でチームを率いる監督のプレッシャーは計り知れない。そんな監督のリフレッシュ方法を伺うと、若い選手たちと野球してるときが1番のリフレッシュだという。野球のリフレッシュは野球。どこまでも野球人な監督は最後に、こう語った。

 セガサミー野球部には、バットを振れるバッターも、ピリッと辛い山椒のようなピッチャーもたくさんいて、まさに“エンターテイメント”らしい選手がたくさんいる。ファンあっての野球なので、社会人野球を見ていただき、ぜひ肌で感じてほしい。

 プロ野球に先駆けて、社会人野球では既に東京都企業春季大会が始まっている。ぜひ、足を運んでセガサミーの野球を体感していただきたい。

(ニッポン放送ショウアップナイター)
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