OP戦で本塁打を放つなどスラッガーとしての片鱗を見せた鵜飼 (C)Kyodo News

◆ 飛距離をアピールして存在感を示す

 2021年はセ・リーグ1位のチーム防御率3.22を記録した投手陣を擁しながら、リーグ5位に終わった中日。弱点は一目瞭然で、得点力不足の打線にある。チーム打撃成績を見ると、打率.237、得点405、本塁打69など、ぶっちぎりのリーグワーストだった。

 今季は「ミスター・ドラゴンズ」立浪和義監督を招聘。昨年のドラフト会議では1位・ブライト健太(上武大)、2位・鵜飼航丞(駒澤大)と長打力のある右の外野手を連続して指名する思い切った戦略を見せた。

 中でも鵜飼は春季キャンプから飛距離をアピールし、オープン戦でも積極的に起用された。身長182センチ、体重100キロの巨体には強力なエンジンが搭載。左足を振り子のように使う独特のタイミングの取り方でボールをとらえると、センター方向にも飛距離を伸ばせる。打った瞬間に外野フェンスを越えるとわかる、バンテリンドームの広さを感じさせないスラッガーなのだ。

 そんな鵜飼は名古屋市で生まれ育った生粋のドラゴンズファンでもある。地元の名門・中京大中京高では高校通算56本塁打を放ち、3年夏の甲子園に出場。初戦で中村奨成(現広島)を擁する広陵高に敗れたものの、4番・一塁で出場した鵜飼は4打数2安打1盗塁と存在感を見せている。

 駒澤大では2年秋からレギュラーをつかみ、主砲として群雄割拠の東都大学リーグを戦ってきた。三振数は多く粗さは目立ったものの、補ってあまりあるほどの長打力と勝負強さを見せた。勝負どころでは相手バッテリーがインコースを攻めてくると察知し、とっさにバットを短く握って詰まりながらレフトへ逆転サヨナラタイムリーヒットを放つ試合もあった。

◆ 守備・走塁にも意外性を秘める

 大学ではDHとして試合に出場する機会が多かったが、レフト守備で見せる馬力を生かした強肩も隠れた武器だった。3年秋のリーグ戦では10試合で4盗塁を決めたように、巨体からは想像できない俊足も。守備・走塁にも意外性を秘めている。

 2021年10月11日のドラフト会議当日にリーグ戦で本塁打を放つと、4試合連続本塁打のリーグタイ記録に並ぶなどエンジン全開。少しでもドラフト会議の時期がズレていれば、鵜飼の評価はさらに高まっていたに違いない。

 現在は高卒3年目の岡林勇希が絶好調でアピールしているため、鵜飼の先発出場機会は限られそうだ。それでも、鵜飼の存在が根尾昂、石川昂弥ら有望な若手への刺激になったことは間違いない。

 その他にもドラフト3位左腕・石森大誠(火の国サラマンダーズ)には、貴重な左の中継ぎとして即戦力の働きを求めたい。高校、大学と制球難に悩まされてきたが、リリーフに専念するようになった近年は安定感が出てきた。昨年5月に最速155キロをマークしたストレートは、キレと強さが共存したエネルギッシュな球質。投手層にさらなる厚みを持たせられれば、中日の快進撃は現実味を帯びてくる。

◆ 中日ドラゴンズ

 2021年ドラフト指名選手のオープン戦成績

*1軍成績(3/21終了時点)

1.ブライト健太・外野手(上武大)
 5試合 0安打 打率.000 0本 0打点 1盗塁

2.鵜飼航丞・外野手(駒澤大)
 15試合 9安打 打率.205 1本 2打点 0盗塁

3.石森大誠・投手(火の国サラマンダーズ)
 2試合 0勝0敗0セーブ 防御率0.00

4.味谷大誠・捕手(花咲徳栄高)
 出場なし

5.星野真生・内野手(豊橋中央高)
 出場なし

6.福元悠真・外野手(大阪商業大)
 1試合 0安打 打率.000 0本 0打点 0盗塁

『DAZN』ドラ1の素顔 #10 : ブライト健太 新風を吹き込む42番

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ベースボールキング編集部

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